フォレストアドベンチャー

小川あきら です。

先日、とある事業の下見で訪れたフォレストアドベンシャー湯澤中里。

アスレチックと軽く考えていたら、かなり本格的な施設でした。

はしごやロープで高さ数メートルの木に登り、

木から木へ、ロープを渡り、揺れるブランコを渡り、

ターザンロープで離れたネットに飛び移ったり・・・。

ハーネスを着用し、常に命綱を自分で確保しながらの冒険は、

大人も子供も楽しめること間違いなし‥!

どちらかというと、大人は、自分の重さが支えられなかったり、

恐怖心からターザンロープがなかなか飛べなかったり

(でも飛べないと恥ずかしいから、またそこで葛藤があって)

自分の新たな一面を発見することが出来ると思います。

フォレストアドベンチャーは、もともとはフランスで

企業研修用に作られた森のレジャー施設で、

この時期は新入社員の研修などでよく利用するそうです。

お互いに助け合ったり安全確認をするルーティンチェックを学ぶことができます。

私たちのグループも、お互いに「カラビナ、良し!」「プーリー、良し!」

と声を掛け合いながら、コースをクリアすることができました。

ご家族で、お友達同士で、会社で、是非お出かけください★

バックラッシュの生贄

小川あきら です。

三井マリ子さんの『バックラッシュの生贄 ―フェミニスト館長解雇事件』

という本を読ませていただきました。

三井マリ子さんは、海外の女性を支える暮らしや労働政策を研究・執筆し、

都議会議員などをしていた方で、男女共同参画の分野では著名な方です。

以前、まだ当選する前のことですが、市内の母子家庭のお母さんから、

「三井さんの講演を聞いて、女性でもしっかり頑張っていこうという勇気をもらえた。

是非、女性に勇気と希望を与えられるようなそういう議員になって欲しい」と

言っていただいたことがあり、その時からずっと会いたいなー、と思っている人物です。

『バックラッシュの生贄』は、6年以上にわたって豊中市女性センターの館長雇止め訴訟

を闘ってきた三井さんご自身の経験をつづったもの。

男性が、女性が、と主張すること自体すでに平等ではないと感じることもありますが、

しかしながら、性別云々にかかわらず、やはり不当な差別は許されるものではありません。

弁護士としても、議員としても、とても勉強になる一冊でした。

6月には、この本の刊行を記念して、院内セミナーが開催されるそうです。

是非ご参加ください。

私も本会議後、駆けつける予定です★

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『バックラッシュを跳ね返して、新しい時代へ』

日 時  2012年6月1日(金)午後5時半
会 場  衆議院第2議員会館
内 容

◆本裁判は21世紀の女性問題の教科書である 紀藤 正樹(弁護士)
◆横暴で執拗な言動に負けたのは誰か? 浅倉むつ子(早稲田大学教授)
◆女叩きの張本人は誰なのか? 上野千鶴子(東京大学名誉教授)
◆平等社会をつくることは世界との約束です 三井マリ子

セミナーチラシ(PDF:360KB)

2012群馬憲法フォーラム

小川あきら です。

今日は、青年会議所主催の憲法フォーラムに参加してきました。

テーマは一票の格差。

少し硬いテーマですが、これについて、

①福岡県弁護士会の春田久美子弁護士の講演と②学生の発表、

③パネルディスカッションが行われました。

春田弁護士は、『AKBの総選挙を題材に憲法の授業を考えてみたら』というタイトルで、

一人一票の原則の大切さなどを楽しくお話してくれました。

(AKBの選挙は一人一票ではなくて、CD一枚につき一票です!)

学生の発表では、

高崎経済大学の学生は、格差が生じている状況を素早く解消すべきとして、

格差是正の方法を提言し、

群馬大学の学生は、格差は厳密にはなくならないとして、

そもそも一票の格差がなぜ問題とされるのかを検証するという

対照的でとても興味深い発表となりました。

一票の格差を是正するには、一人別枠方式を廃止して中選挙区制にしたり、

選挙区割を再検討する必要があります。

しかし、一票の格差が是正されても、現在の投票率の低さのままでは、

本当に民意を反映できているのか、疑問です。

どうしたら投票率があがるのか、格差の是正とともに早急に対応が必要です。

パネルディスカッションのコーディネーターは、

弁護士会の後輩の館山史明くん。大役お疲れ様でした★

 

 

市川房枝政治参画フォーラム2012

小川あきら です。

東京の市川房枝記念館(婦選会館)で行われた政治参画フォーラムに参加しました。

盛りだくさんの内容だったので抜粋して報告です。

①「大阪都構想と橋本大阪市長の政治手法」毎日新聞・坂本佳代

大阪都構想は、東京都をモデルに大阪府と政令市(大阪市・堺市)を解体し、

「都」と人口30万人程度の「特別自治区」に再編しようとするもの。

橋本市長が知事時代に、大阪府と大阪市の水道事業統合が決裂したことに端を発し、

主として二重行政の解消を目的としています。

敵を作って攻撃する手法で、労組を敵にしたり関電を敵にしたり‥。

競争主義・規律主義を重視し、教育条例や職員条例を制定するなど、

独自のやり方で改革を進めています。

関東圏でも頻繁に話題になっていますが、

ご当地では、朝から晩まで橋本市長の動向で記者さんたちが振り回されっぱなしだそうです。

それだけ影響力があるのは素晴らしいことだと思いますが、

その半面で、現場の記者さんたちがかなり距離を置いてみていることや、

意見交換の中で、東京都の議員さんが「私たちは区じゃなくて市になりたいと思っている」

と言っていたことが印象的でした。

②「地域主権改革の現状と議会の役割」山梨学院大学法学部・江藤俊昭

群馬県議会でも、議会基本条例が制定されたばかりですが、

江藤先生は、重要なポイントとして、

Ⅰ議会報告会が義務化されていることと、

Ⅱ反問権が規定されていること、

の2点を挙げていました。

残念ながら議会報告会の規定は、群馬県議会基本条例の中には定められていません。

地方自治体では、ことあるごとに首長の責任が問われますが、

法律の規定からすると、条例や予算、決算、主要な計画、執行権限のすべては

議会の議決事項です。

それはすなわち、議会に責任があるということ。

それだけ大きな責任を負っているということを議会として再認識し、

説明責任を果たすことと、議員間でもっと討議をしていくことが重要です。

(これは1年間、議会を見てきて非常に強く思ったことです。)

③「ドイツの女性政治家と脱原発・エネルギー問題」ジャーナリスト・永井潤子

冒頭に、ドイツではクオーター制の導入により政治家の30%以上が女性で、

首相・大臣をはじめ女性政治家が活躍していることを説明した上で、

東日本大震災後のドイツの脱原発の歩みが報告されました。

永井さんは、ドイツで生活しながら、放射能の危険に対する日独の反応の違いや、

政府やマスメディアの報道の違いを非常に強く感じたそうです。

最後に、頭でっかちのエリート男性が日本をダメにした。

政治・経済・社会のトップ・権力の中枢に、

子どもを産み育てる性であり、生活感覚に満ちた女性が大勢いたならば、

地震大国の海辺に54もの原発を作る決定をしなかったのではないか。

と仰っていました。

ドイツでは脱原発は2021年までに実現するとして、

17基ある原発を段階的に減らすプロセスが検討されています。

原発の再稼働の問題もありますが、日本も脱原発依存の社会に向かっていることは

間違いありません。

一緒に参加した群馬女性議員政策会議のみなさんと★

 

 

 

 

関越バス事故に関する臨時委員会

小川あきら です。

関越自動車道で4月29日に起きたバス事故に関して、

本日臨時委員会が開催されました。

私の所属する産経土木常任委員会では、

今回の事故を受けて、防護柵等の緊急点検を行う旨の報告がありました。

ガードレールと防音壁との間に隙間があったことが話題になっていますが、

高速道路は国の管轄です。

県としては、県の管理する県道等の緊急点検を行うとのこと。

そして、県道ではガードレールと防音壁が一緒に設置されている箇所は、

ほとんどないということなので、主として、

ガードレール等の破損個所がないかどうか、

必要性があるのに設置されていない個所がないかどうかを点検することになります。

子どもたちの通学路に車が突っ込む事故も相次いでいるので、

通学路の安全も合わせて点検してもらいたいものです。

また、今回の事故の原因は、ガードレール・防音壁の在り方とともに、

バスの運行管理に大きな問題があったと思います。

その点からすると、産業経済部の方で、

行き過ぎた規制緩和による労働環境の悪化など、

現代の雇用の問題について議論をしたかったのですが、

残念ながら本日の委員会には雇用部門の担当が出席していませんでした。

同じような事故が二度と起こらないようにするためには、どうしたらよいのか。

捜査が進むにつれ、具体的な状況もわかってくると思いますので、

県としても、今後の対応をさらに検討する必要があります。

産経土木の所管以外の部分では、

DMATの出動が遅れたことの検証・改善や、

被害者の支援窓口の対応について、

もっと速やかな対応、きめ細やかな対応ができると思います。

議会基本条例が施行された直後の今回の臨時議会の開催。

議会としてスピーディにかつ柔軟に対応していくことが大切です。