小川あきら です。
今日は、前橋青年会議所主催の「親学例会」~親が子供に伝えたいこと~
に参加しました。
セルフディフェンスコミュ二ケーション開発代表理事・青嶋宮央さんの講演では、
聞いていて思わずはっとすることも、たくさんありました。
いじめに発展しないための上手な断り方の実演や、
いじめられる側といじめる側のロールプレイでは、
体験を通じて改めて子供たちの置かれている環境や
いじめについて考えるきっかけになりました。
大人は子供とコミュニケーションをとる時に、
ついつい大人のペースで話をしがちです。
子供の話を「後で」といって真剣に聞いていないことはないですか?
子供に「何食べたい?」と聞いたあと「それはダメ」と拒絶していませんか?
「どこいきたい?どこでもいいよ」と聞きながら「そこはダメ」と答えていませんか。
些細なコミュニケーションによって、子供たちは、
「お母さんはどうせ話を聞いてくれない」
「お父さんに何をいっても無駄だ」と感じてしまいます。
そして「お母さんの行きたいところでいいよ」と、
自分の意見を言えずに、他人に合わせるようになってしまいます。
悩みがあるとき、いじめられているとき、
いざというときに自分の身を守れるのは自分です。
どんなに辛いことがあっても、自分の命を立つ前に、
大人に相談して欲しい。
子どもたちには、自分で自分の身を守るための
セルフコミュ二ケーションを身につけていただきたいと思いますが、
その前提となるのが、大人との信頼関係です。
子供の変化に気づくこと。
そのためには、干渉せずに子供に関心を持ち続けること。
質問攻めや、話の途中で話をとってはいけません。
大人の立場で無駄なアドバイスもしない。
子供が話しやすい環境を作ることが大切です。
第2部のパネルディスカッションでは、
市教育長とぐんま学園の先生、青年会議所理事長のお三方に、
行政の立場から、現場の教員の立場から、そして親としての立場から、
子供のために、大人に何ができるのかを語っていただきました。
美浦村の社会力といいセルフディフェンスといい、
昨日はコミュ二ケーションの大切さを再認識する機会が続きましたが、
やはり社会の中で一番大切なことは、
人と人とのつながりなのだということだと思います。