さいたまスーパーアリーナ

小川あきら です。

昨日は、リベラル群馬の議員研修で、さいたまスーパーアリーナの現地調査に行ってきました。

群馬県では、高崎競馬場跡地にコンベンション施設を建設する方針が出ていますが、行政が運営するコンベンションは全国的にどこも赤字となっています。

そこで、その中でも黒字となっているさいたまスーパーアリーナの利用状況や財政状況等を調査することに。

さいたまスーパーアリーナは、2000年に竣工した施設で、スポーツイベントやコンサート、講演会、見本市など様々な用途に対応しており、最大で37,000人を収容できる国内最大級の施設です。

建設費は、約650億円で用地費を含めると1000億円以上。当初は赤字が続き、2003年には、6億6,000万円の赤字となっていましたが、事業計画や運営体制を見直し、また指定管理制度を導入したことにより、2006年度以降は黒字に転換しているとのこと。

年間の利用割合については、コンサートが約80日、スポーツが約16日となっています。昨日は、メイン会場では、少女時代のコンサートの準備が行われ、イベント会場ではペット全般のフード・用品を集めた総合展示会が開催されていました。

コンサートの客層は、約7割が東京方面からのお客さんということで、指定管理者が一番心配しているのは、競合する施設が都内にできて、利用者が減ってしまうことだと仰っていました。

群馬県のコンベンション施設は約280億円を予定しているということですが、どういった目的で、どういったところにターゲットを設定するのか、需要はあるのか、しっかりと検証することが必要です。

大型のハコモノ建設について、県民のみなさんはどのように考えますか??