小川あきら です。
三井マリ子さんの『バックラッシュの生贄 ―フェミニスト館長解雇事件』
という本を読ませていただきました。
三井マリ子さんは、海外の女性を支える暮らしや労働政策を研究・執筆し、
都議会議員などをしていた方で、男女共同参画の分野では著名な方です。
以前、まだ当選する前のことですが、市内の母子家庭のお母さんから、
「三井さんの講演を聞いて、女性でもしっかり頑張っていこうという勇気をもらえた。
是非、女性に勇気と希望を与えられるようなそういう議員になって欲しい」と
言っていただいたことがあり、その時からずっと会いたいなー、と思っている人物です。
『バックラッシュの生贄』は、6年以上にわたって豊中市女性センターの館長雇止め訴訟
を闘ってきた三井さんご自身の経験をつづったもの。
男性が、女性が、と主張すること自体すでに平等ではないと感じることもありますが、
しかしながら、性別云々にかかわらず、やはり不当な差別は許されるものではありません。
弁護士としても、議員としても、とても勉強になる一冊でした。
6月には、この本の刊行を記念して、院内セミナーが開催されるそうです。
是非ご参加ください。
私も本会議後、駆けつける予定です★
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『バックラッシュを跳ね返して、新しい時代へ』
日 時 2012年6月1日(金)午後5時半
会 場 衆議院第2議員会館
内 容
◆本裁判は21世紀の女性問題の教科書である 紀藤 正樹(弁護士)
◆横暴で執拗な言動に負けたのは誰か? 浅倉むつ子(早稲田大学教授)
◆女叩きの張本人は誰なのか? 上野千鶴子(東京大学名誉教授)
◆平等社会をつくることは世界との約束です 三井マリ子