ゲートキーパー

小川あきら です。

先日、会派の勉強会に、株式会社 ラポール企画の大小原さんをお呼びし、

自殺対策やゲートキーパーについて講義をしていただきました。

大小原さんは、産業カウンセラーや心理相談員などを経験し、

現在では、企業・団体・大学・高校・中学などで様々な研修・講演をしています。

毎年の自殺者が3万人以上を超え、

民間でも、公の部門でも(行政職員、警察、教員など)、

うつ病などの精神的な負担を抱える方が増えています。

職場におけるメンタルヘルス対策も近年では重要視されていますが、

その最後の砦と言われているのが、 ゲートキーパーです。

ゲートキーパーは、生きることを支援する人。

周りにいる誰かが、「自分なんて価値がない」「消えてしまいたい」と思っている時に、

それに気づいて、じっくり話を聞き、社会や企業や家庭で求められているんだという

承認(自尊)欲求を満たしてあげることが大切です。

問題は、相談までのアクセスをどうやって図っていくか。

どこに相談したらいいのわからない。心療内科にいくのはちょっと‥。

という方も多いと思います。

気軽に相談できる場所、たとえば駅中相談室のようなものを

たくさん作っていきたいですね。

三井マリ子さん。

小川あきら です。

今日は、本会議終了後、急いで東京へ。

大阪豊中市の女性センター館長不当解雇裁判で

みごと勝利された三井マリ子さんの院内集会に参加してきました。

「バックラッシュ」を跳ね返して、新しい時代へ。

パネリストには、紀藤正樹さん、浅倉むつ子さん、上野千鶴子さん、三井マリコさんという

素敵なメンバーが勢ぞろい。

100人を予定していた会場に130人以上が駆けつけ、大盛況でした。

「バックラッシュ」とは、男女平等を押し戻そうとする勢力のこと。

私も、議会で男女平等や共同参画の話をしようとすると、

「フェミニストだ」「女権だ」とよくわからないヤジが飛んできたりします。

三井さんをはじめ、誰もが自分らしく生きることのできる社会を願っているだけなのに、

反対勢力によって相容れない考えと攻撃されるのは、非常に悲しいことです。

いずれにしても、裁判でバックラッシュ勢力の不当行為が認定されたのは画期的なことです。

三井マリ子さんが紹介してくれたマーガレット・ミードの言葉がとても印象的でした。

【世界を変えられるのは、思いやりとやる気に満ちた小さな市民組織である。

実際それ以外のことなど一度もなかった 。】