ゲートキーパー

小川あきら です。

先日、会派の勉強会に、株式会社 ラポール企画の大小原さんをお呼びし、

自殺対策やゲートキーパーについて講義をしていただきました。

大小原さんは、産業カウンセラーや心理相談員などを経験し、

現在では、企業・団体・大学・高校・中学などで様々な研修・講演をしています。

毎年の自殺者が3万人以上を超え、

民間でも、公の部門でも(行政職員、警察、教員など)、

うつ病などの精神的な負担を抱える方が増えています。

職場におけるメンタルヘルス対策も近年では重要視されていますが、

その最後の砦と言われているのが、 ゲートキーパーです。

ゲートキーパーは、生きることを支援する人。

周りにいる誰かが、「自分なんて価値がない」「消えてしまいたい」と思っている時に、

それに気づいて、じっくり話を聞き、社会や企業や家庭で求められているんだという

承認(自尊)欲求を満たしてあげることが大切です。

問題は、相談までのアクセスをどうやって図っていくか。

どこに相談したらいいのわからない。心療内科にいくのはちょっと‥。

という方も多いと思います。

気軽に相談できる場所、たとえば駅中相談室のようなものを

たくさん作っていきたいですね。

ゲートキーパー」への1件のフィードバック

  1. いつも、コメントしてすみません。今日、面白いニュースがあったものですから。
     スカイマークという格安航空会社が、お客との契約の中に、客室乗務員に荷物の上げ下ろしをさせるな。爪のメイクや私語には苦情をいうな、というような条項があり、それでも苦情を訴えたいなら、国や都の消費者センターに言え、という条項もあるそうです。それで、都は責任転移だと腹を立て、スカイマークを名指しで批判したとのことです。
     昔は、スチュワーデスといって、英語を喋れて、お客が危険のときは誘導もした職業が、今は、客室乗務員どころかお客との接点のない機内作業員になってしまい、責任の所在を逃れようとする会社で働いている派遣労働者のようにも見え、私は自分の立場を考えると、都の公務員よりも、むしろ客室作業員に同情します。安い給料で重い責任まで押し付けられてはたまらないからです。仕事の第一の責任は航空会社にあることはもちろんですが、こういう社会を作った実業家たち、政治家、官僚、公務員は責任を分担され当然だと、私は正直、半分笑いながら考えました。
     2、3年前、自殺ほう助を他人に依頼した若い派遣職員がいましたけれど、これは地域社会の崩壊にも関連している問題だと思います。解決策は、このブログのような文章の書ける小川あきら先生のような方々にかかっているとも感じ、先生を応援しています。

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