支援物資。

小川あきら です。

被災地への支援物資が保管されている旧保育大学校の視察に行ってきました。

東地区・光が丘町の一画に、廃校になった敷地があります。

体育館や校舎の中には、県民の皆様から寄せられた支援物資が、

タオルや毛布、衣類、おむつ、生理用品などに分類されて、山積みになっています。

要請に応じて、物資を輸送しているそうですが、

時間が経てば経つほど、支援物資の需要は減ってくものと思います。

皆様からの善意が、被災地に届けられずに置き去りにされているのは、とても悲しい。

支援物資の取り扱いについては、県の備蓄に回すなど、今後の検討課題だそうです。

ちなみに、敷地内には、グラウンドと、テニスコートも併設されています。

グラウンドは、この地域の避難場所にも指定されていますが、

草がぼうぼうで、避難できない状況‥。

テニスコートは、現在も誰かが使用しているらしく、綺麗に整備されていました。

旧保育大学校の跡地利用は、東地区の住民にとって関心の高いところ。

グラウンドやテニスコートを、中学校の部活動に利用させてもらいたいという声も

あがっています。

ジャガイモほり!

小川あきら です。

今日は、海の日です。 三連休の最終日。

皆様は、いかがお過ごしでしょうか??

私は、四つ葉農園で、野菜の収穫をしてきました。

   

無農薬の野菜です。

炎天下の中で、草むしり⇒ジャガイモほり⇒ジャガイモ運び の繰り返し。

かなりの重労働です‥。

これを農家の皆さんは毎日・毎年やっていると思うと、本当に頭が下がります。

みんなで2時間作業して、たくさんの野菜が収穫できました★

安心・安全な野菜を、自分の手で作って、食べる。

自分で、土に触れ、汗を流せば、色々な事が見えてきます。

手をかけて、苦労を乗り越えて収穫の喜びを味わう。

みんなで幸せを共有する。

そういう体験が大切ですね!

    

    

    

被災地にて。

小川あきら です。

昨日・今日と、知事の女性問題が大きく報じられています。

被災地の視察をしている最中にも、

この件に関して、いろいろな方から連絡を頂きました。

宿泊した仙台のホテルで、何気なくつけたテレビのニュース番組で目にした知事。

被災地では、今も不安の中で生活している人たちが、たくさんいます。

原発事故の影響で故郷を離れて避難生活を送っている人たちもいます。

被災者の支援のために奔走している人たちが、日本中に、世界中にいます。

私たちが本当に、今やるべきことは何なのだろう。

テレビのニュースを横目に、被災地の現状を想い、

とてもやるせない気持ちになりました。

被災地視察 【2日目】

小川あきら です。

県外視察2日目です。

午前中は、多賀城市役所を訪問しました。

多賀城市にも群馬県の職員さんが支援に入っています。

  

多賀城市は、海岸線から2キロも離れているにもかかわらず、

市内の1/3が津波浸水の被害にあいました。

川を上ってきた水が、都市部にも流れ込み、被害が拡大したそうです。

都市部では、建築物によって波の流れが変わり、

細い路地等では、水の流れる勢いが早くなるため、

津波から逃げているはずなのに、前方の路地から津波に先回りされるなど、

どこに逃げてよいのかわからないという特徴があるそうです。

また、災害時の備蓄として、8000食の非常食と4000枚の毛布を備えてありましたが、

実際の避難者は1万2000人で、結局1日分も賄えなかったそうです。

本当に参考になるお話でした。

なお、多賀城市では、小中学校の耐震化が、ちょうど3月上旬に完了したそうで、

幸いにも、災害時に小中学校の被害はなかったとのことです。

役場の入り口には、高崎から届けられた復興祈願だるまも鎮座していました。

  

午後は、福島県庁を訪問しました。

福島県に入ると、放射線量が一気に高くなりました。

酒井県議の線量計では、0.45マイクロシーベルトの数値を記録。

県庁舎内の放射線量は1マイクロシーベルトを超えることもあるそうです。

福島県では、地震、津波の被害に加えて、

福島第一原発の対応という大きな課題を抱えています。

放射能汚染対策や、農産物被害対策について、

また、避難を強いられている子供たちの学校における対策についてなど、

本当にお忙しい中、丁寧に説明していただきました。

  

視察中、何度も余震を感じました。

被災地の皆さんは、今も続く余震と放射能の不安の中で生活しています。

当たり前の安心・安全な暮らしの大切さを改めて感じるとともに、

被災地のために、支援できることは何でもしていきたい。

その思いを強く感じながら帰路につきました。

次回の特別委員会は、7月29日です。

今回の視察の結果を踏まえて、県の対策についても審議していきたいと思います。

被災地視察 【1日目】

小川あきら です。

今日は、大規模地震対策特別委員会の県外調査で、宮城県にきています。

午前中は、東北地方整備局で、震災時の初動対応について説明を受けました。

通常の災害時には、

発災⇒応急復旧⇒本復旧という流れになりますが、今回のような大災害時には、

発災⇒啓開⇒応急復旧⇒本復旧⇒復興という流れになります。

啓開は、応急復旧の前の救援ルートを確保することです。

人命救助や救援物資の調達のために、まずは道を開くことが大切になります。

今回は、内陸部の東北道、国道4号線から、

津波被害が大きかった沿岸の主要地区へ、

櫛の歯のように横軸ラインを確保し、震災後3日間で15ルートを開拓したそうです。

『くしの歯作戦』と名づけられていました。

このルート確保のおかげで、その後の救援活動が大幅に成果を上げたとのこと。

非常時にも、状況に応じて的確な対応を取っていくその判断の重要性を改めて感じました

  

午後は、女川町役場を訪問。現在小学校の一部を借りて役場機能を果たしてます。

ここには群馬県の職員さんも3名ほど支援に入っています。

20メートルの津波が襲った町には、今もがれきの山が残っていて、

基礎ごと横倒しになった建物のそのままになっています。

復興には、まだまだ時間がかかりますが、子供たちが元気なのが唯一の救いでした。