2012群馬憲法フォーラム

小川あきら です。

今日は、青年会議所主催の憲法フォーラムに参加してきました。

テーマは一票の格差。

少し硬いテーマですが、これについて、

①福岡県弁護士会の春田久美子弁護士の講演と②学生の発表、

③パネルディスカッションが行われました。

春田弁護士は、『AKBの総選挙を題材に憲法の授業を考えてみたら』というタイトルで、

一人一票の原則の大切さなどを楽しくお話してくれました。

(AKBの選挙は一人一票ではなくて、CD一枚につき一票です!)

学生の発表では、

高崎経済大学の学生は、格差が生じている状況を素早く解消すべきとして、

格差是正の方法を提言し、

群馬大学の学生は、格差は厳密にはなくならないとして、

そもそも一票の格差がなぜ問題とされるのかを検証するという

対照的でとても興味深い発表となりました。

一票の格差を是正するには、一人別枠方式を廃止して中選挙区制にしたり、

選挙区割を再検討する必要があります。

しかし、一票の格差が是正されても、現在の投票率の低さのままでは、

本当に民意を反映できているのか、疑問です。

どうしたら投票率があがるのか、格差の是正とともに早急に対応が必要です。

パネルディスカッションのコーディネーターは、

弁護士会の後輩の館山史明くん。大役お疲れ様でした★

 

 

市川房枝政治参画フォーラム2012

小川あきら です。

東京の市川房枝記念館(婦選会館)で行われた政治参画フォーラムに参加しました。

盛りだくさんの内容だったので抜粋して報告です。

①「大阪都構想と橋本大阪市長の政治手法」毎日新聞・坂本佳代

大阪都構想は、東京都をモデルに大阪府と政令市(大阪市・堺市)を解体し、

「都」と人口30万人程度の「特別自治区」に再編しようとするもの。

橋本市長が知事時代に、大阪府と大阪市の水道事業統合が決裂したことに端を発し、

主として二重行政の解消を目的としています。

敵を作って攻撃する手法で、労組を敵にしたり関電を敵にしたり‥。

競争主義・規律主義を重視し、教育条例や職員条例を制定するなど、

独自のやり方で改革を進めています。

関東圏でも頻繁に話題になっていますが、

ご当地では、朝から晩まで橋本市長の動向で記者さんたちが振り回されっぱなしだそうです。

それだけ影響力があるのは素晴らしいことだと思いますが、

その半面で、現場の記者さんたちがかなり距離を置いてみていることや、

意見交換の中で、東京都の議員さんが「私たちは区じゃなくて市になりたいと思っている」

と言っていたことが印象的でした。

②「地域主権改革の現状と議会の役割」山梨学院大学法学部・江藤俊昭

群馬県議会でも、議会基本条例が制定されたばかりですが、

江藤先生は、重要なポイントとして、

Ⅰ議会報告会が義務化されていることと、

Ⅱ反問権が規定されていること、

の2点を挙げていました。

残念ながら議会報告会の規定は、群馬県議会基本条例の中には定められていません。

地方自治体では、ことあるごとに首長の責任が問われますが、

法律の規定からすると、条例や予算、決算、主要な計画、執行権限のすべては

議会の議決事項です。

それはすなわち、議会に責任があるということ。

それだけ大きな責任を負っているということを議会として再認識し、

説明責任を果たすことと、議員間でもっと討議をしていくことが重要です。

(これは1年間、議会を見てきて非常に強く思ったことです。)

③「ドイツの女性政治家と脱原発・エネルギー問題」ジャーナリスト・永井潤子

冒頭に、ドイツではクオーター制の導入により政治家の30%以上が女性で、

首相・大臣をはじめ女性政治家が活躍していることを説明した上で、

東日本大震災後のドイツの脱原発の歩みが報告されました。

永井さんは、ドイツで生活しながら、放射能の危険に対する日独の反応の違いや、

政府やマスメディアの報道の違いを非常に強く感じたそうです。

最後に、頭でっかちのエリート男性が日本をダメにした。

政治・経済・社会のトップ・権力の中枢に、

子どもを産み育てる性であり、生活感覚に満ちた女性が大勢いたならば、

地震大国の海辺に54もの原発を作る決定をしなかったのではないか。

と仰っていました。

ドイツでは脱原発は2021年までに実現するとして、

17基ある原発を段階的に減らすプロセスが検討されています。

原発の再稼働の問題もありますが、日本も脱原発依存の社会に向かっていることは

間違いありません。

一緒に参加した群馬女性議員政策会議のみなさんと★

 

 

 

 

関越バス事故に関する臨時委員会

小川あきら です。

関越自動車道で4月29日に起きたバス事故に関して、

本日臨時委員会が開催されました。

私の所属する産経土木常任委員会では、

今回の事故を受けて、防護柵等の緊急点検を行う旨の報告がありました。

ガードレールと防音壁との間に隙間があったことが話題になっていますが、

高速道路は国の管轄です。

県としては、県の管理する県道等の緊急点検を行うとのこと。

そして、県道ではガードレールと防音壁が一緒に設置されている箇所は、

ほとんどないということなので、主として、

ガードレール等の破損個所がないかどうか、

必要性があるのに設置されていない個所がないかどうかを点検することになります。

子どもたちの通学路に車が突っ込む事故も相次いでいるので、

通学路の安全も合わせて点検してもらいたいものです。

また、今回の事故の原因は、ガードレール・防音壁の在り方とともに、

バスの運行管理に大きな問題があったと思います。

その点からすると、産業経済部の方で、

行き過ぎた規制緩和による労働環境の悪化など、

現代の雇用の問題について議論をしたかったのですが、

残念ながら本日の委員会には雇用部門の担当が出席していませんでした。

同じような事故が二度と起こらないようにするためには、どうしたらよいのか。

捜査が進むにつれ、具体的な状況もわかってくると思いますので、

県としても、今後の対応をさらに検討する必要があります。

産経土木の所管以外の部分では、

DMATの出動が遅れたことの検証・改善や、

被害者の支援窓口の対応について、

もっと速やかな対応、きめ細やかな対応ができると思います。

議会基本条例が施行された直後の今回の臨時議会の開催。

議会としてスピーディにかつ柔軟に対応していくことが大切です。

 

緊急子育て座談会「つるの一声 さらばイクメン!?」

小川あきら です。

群馬県、桐生市、桐生商工会議所、桐生市イクメン・プロジェクト推進チーム共催のもと、

タレントのつるの剛士さんをはじめ3名のパネリストを迎え、

ぐんまのイクメン・イクボス養成塾&桐生市すこやか子育て事業

「緊急子育て座談会『つるの一声 ~さらばイクメン!?~』」が開催されます。

男性の方にも是非今まで以上に育児に参加してもらいたい!

お申し込みは5月9日までです。お早目にどうぞ★

====================

日時:平成24年5月19日(土)  13時開演

場所:桐生商工会議所6階 ケービックホール

国定忠治

小川あきら です。

GWの半ば。

今日は、国定忠治を偲ぶ会主催の、講演会に参加してきました。

講演のテーマは、大前田栄五郎。

忠治が無宿者となった後に逃げ込んだのが

博徒の親分・大前田英五郎です。

貫録のある大柄の男で、忠治の人物像と比較しながらの説明は

とても興味深かったです。

また、萩原朔太郎が書いた国定忠治の墓参りの詩も紹介していただきました。

そんな詩があったとは知らず、新発見です。

途中、前橋八木節協会の八木節の披露もあり、

お祭り&八木節好きな私にはたまらないとても有意義な一日でした★