小川あきら です。
昨日は、前橋青年会議所の講師例会に参加しました。
講師は、平成の三四郎と呼ばれた柔道のオリンピックメダリスト・古賀稔彦さん。
「親子の絆」というテーマでお話していただきましたが、
今の世の中でどういう風に子供たちに成長してもらいたいか、
人間力を養うことが大切だというとても意義深いお話でした。
イチロー選手や谷亮子選手など、スポーツの世界で「天才」と呼ばれる人たちに共通することは、
彼らの中にあるチャレンジする強い意志(欲・努力)と
それをを支えてくれている周囲の人たちに対する感謝の気持ちをもっていること。
まず、柔道で世界一になるためには、世界一になるという強い意志と、
それに見合った努力(世界で一番努力すること)が必要です。
会場には、たくさんの柔道少年が古賀さんのお話を聞きに来ていましたが、
「一番になりたい人」という問いに対しては、みんなが手を挙げるものの、
「一番努力できるか」という問いになると、なかなか手が上がりません。
思いを実行できる強い意志というものを持つことが大切なんだと
子供たちにもわかるように話してくれました。
そして、人は、自分のためには、どんなに頑張っても100%の力しかでませんが、
しかし、人を背負うと(誰かのためには)、100%以上の力が出すことができる。
多くの人に支えられているという自覚と感謝の気持ちを持った人間は
100%以上の力を出すことができる。
挫折を経験してから世界の頂点に立った人間だからこそ話せる貴重なお話でした。