小川あきら です。
本日は、母と女性教職員の会に参加してきました。
記念講演では、舞台女優の有馬理恵さんが、
『差別と戦争をなくすために』というテーマでお話してくれました。
有馬さんは、水上勉作「釈迦内柩唄」というお芝居をライフワークにしています。
「釈迦内柩唄」は、戦時中の中国人労働者に対する大弾圧を背景に、
火葬場の家業を引き継ぐ「ふじ子」の思いを描いた物語で、
差別や、人のやさしさ、命の平等と尊厳、生への渇望がテーマになっているお話です。
有馬さん自身、未解放部落で育った過去を持ち、様々な差別と闘ってきた方。
だからこそ、このお芝居をたくさんの方々に見てもらい、
世界中の差別をなくしたいとおっしゃっていました。
戦争も差別も、私たち一人一人の考え方でなくせるもの。
人間のあり方が問われています。