東毛研修 その2

小川あきら です。

スバルの次は、中島知久平邸に寄らせていただきました。

中島知久平さんは、富士重工業のもとになる中島飛行機を興し、

飛行機王と呼ばれた方です。

その中島知久平氏が、両親のために1930年頃に建てた大邸宅。

玄関棟と客室棟、居間棟、食堂棟が回廊式でつながったお屋敷で、

昭和初期の和洋折衷様式を色濃く残しており、

ヒノキなど高級建築材も使われていることから、

建築の意匠・構造・素材において学術的価値が高く、

2009年5月には太田市の重要文化財に指定されています。

しかし、建築から年数がたっていることから、あちらこちらが老朽化しています。

修復・保存には数十億円がかかるとのこと。

貴重な財産なので、なんとかして後世に残していきたいものです。

    

    

    

一期生議員研修

小川あきら です。

今日は、県議会の一期生の議員研修で、東毛地域の調査に行ってきました。

東毛のイメージというと、なんといっても群馬を支えるモノづくり!

スバルの矢島工場とビジターセンターにお邪魔してきました。

スバルがどういう企業がというと、

太田市の面積の約0.7%をスバルの関連企業が占めており、

太田市の人口の約6.1%がスバルの関連企業で働いているそうです。

まさに地域になくてはならない、地域と一体となっている企業さんです。

そして、群馬県の製造品出荷額の約13%をスバルの製品だということ。

一企業として群馬に貢献している度合いが本当に大きな会社です。

矢島工場の中では、プレス工程⇒ボディの溶接組立工程⇒内装部品の取付工程⇒検査工程

と見学させていただきました。

大きなプレス機で、自動車の部品があっという間に作り上げられていきます。

プレスや溶接の工程は、ほとんど大型機械の操縦で行われ、

内装部品の取付や検査の工程は、やはり人の手で丁寧に作業がなされていました。

工場に併設されているビジターセンターでは、

スバルの歴代の車や環境への取り組みなどを展示されています。

スバルが初めて販売したスバル360も素敵な車ですが、

私はなんといってもR1の大ファン! 

自分の車を買う時に、最後の最後まで悩んだ車です。

   

  

最後に、ぶつからない車・アイサイト体験をさせてもらいました。

衝突に強いボディを作るとか、衝撃吸収性をアップさせるなど、

これまでにも自動車の安全性はいろいろな方法で図られてきましたが、

ついに、電子制御による安全回避の時代がやってきたのだな、と感じます。

アイサイトは、速度が30km以下の場合は自動ブレーキがかかって完全停止を目指し、

また30km以上の場合でも減速して衝突被害の軽減を図ってくれます。

「ブレーキは踏まないで下さいね!」といわれて、

30kmくらいまで加速したら、バルーンに向かって一直線。

「ぶつかっちゃう!?」と思うところで、自動ブレーキシステムが作動。 

バルーンの直前で、キッチリ止まってくれました。

これは、ぼーっとしている時やうっかりしていて、前方に衝突してしまう事故を防ぐもの。

なので、アクセルやブレーキを踏んでいるとシステムが作動しません。

(ペダルを踏んでいる=運転に意識が向いているというわけです)

すべての衝突事故を完全に防げるわけではありませんが、

少しでも安全性を高めようというその取り組みは、とても素晴らしいものだと思います★

    

角倉くによし政経セミナー

小川あきら です。

今日は、同じ会派の角倉県議の政経セミナーに参加しました。

角倉さんは、高崎選挙区のパワフルな議員さんで、

八ッ場ダムの問題や原発問題などで一緒に活動をしています。

本日は細野豪志環境大臣をゲストにお迎えするはずでしたが、

急務のためビデオ出演となってしまいました。

このような盛大なセミナーが開催できるのは、とても羨ましいですね!

東日本大震災の記録

小川あきら です。

県の危機管理室が、東日本大震災に関する記録をまとめました。

被災地の状況とあわせて、県内の被害状況や、初動体制について、

県内の応急・復旧対応、避難者への支援の状況、

原発事故に対する対応、県内産業に対する支援、議会の対応など、

この1年間の取り組みが詳細にまとめられています。

とくに、被災地派遣職員レポートでは、

実際に被災地で活動した状況や、感じたことなどが記録として残され、

今後の県内での防災対策や職員の意識保持にも大変参考になる内容となっています。

是非一度、目を通していただければ幸いです。

表紙・目次

表紙(pdfファイル:377KB) 目次(pdfファイル:178KB)

 第1章 東日本大震災の概要

 第1章(1~4ページ)(pdfファイル:801KB)

第1章(5~10ページ)(pdfファイル:984KB)

第2章 被害の状況

第2章(11~18ページ)(pdfファイル:888KB)

第2章(19~32ページ)(pdfファイル:545KB)

第3章 県内の初動対応

第3章(33~42ページ)(pdfファイル:277KB)

第4章 県内の応急・復旧対応

第4章(43~50ページ)(pdfファイル:988KB)

第4章(51~74ページ)(pdfファイル:962KB)

第4章(75~94ページ)(pdfファイル:984KB)

第5章 東北地方等被災地及び県内避難者への支援

第5章(95~106ページ)(pdfファイル:936KB)

第5章(107~118ページ)(pdfファイル:734KB)

 第6章 被災地派遣職員体験レポート

 第6章(119~140ページ)(pdfファイル:936KB)

第6章(141~154ページ)(pdfファイル:932KB)

第6章(155~162ページ)(pdfファイル:694KB)

第6章(163~172ページ)(pdfファイル:649KB)

東日本大震災対応状況一覧

東日本大震災対応状況一覧(173~209ページ)(pdfファイル:574KB)

特別委員会・県外調査

小川あきら です。

今日は、大規模地震対策特別委員会の県外調査で、

災害廃棄物の広域処理について、いち早く受け入れを開始した東京都の処理施設にお邪魔しました。

1年が過ぎても、被災地に残されたままの瓦礫の山々。

私たちの視覚からも復興を阻む要因になっています。

全国で分担しなければ解決できない問題で、また負担すべき問題だと思います。

東京都は都知事のリーダーシップのもと、全国に先がけて受入れを実施しています。

初めは、都民の反対が強く、一日中電話が鳴り止まなかったそうですが、

そのほとんどは、きちんと説明することによって(主に放射能の問題ですが)

不安がなくなり、受け入れに対する理解が得られたということです。

東京都では、現在、宮城県宮古市のガレキと、女川町のガレキを受け入れており、

宮古市のガレキは、民間の破砕処理業者3社と焼却処理業者1社が、

女川町のガレキは、都の清掃工業で焼却処理しているとのこと。

被災地には常駐のスタッフを置き、運搬前にはしっかり放射性濃度を測定してます。

一番検討を要したのは、運搬方法。

密閉性を確保した専用のコンテナを用意し、放射性物質には最新の注意を払っているそうです。

しかし、実際に焼却処理を経てみると、

受け入れた災害廃棄物だけを焼却した場合には、放射性濃度が低く、

災害廃棄物と都の一般廃棄物を混ぜて焼却した場合の方が濃度が高いとのこと。

    

    

    

さてさて。 群馬の受け入れ状況についてです。

震災廃棄物の広域処理は、廃棄物処理施設の余力を使って行うもの。

そもそも県内で余力のある自治体は、

東吾妻3町(約1000トン)、西邑楽(約1000トン)、桐生市(約1.6万トン)、前橋市(約3万トン)となっており、

受け入れたくてもキャパがなくて受け入れられないという自治体がほとんどです。

また、実際に受け入れが進むかどうかのカギは、

処分施設の周辺住民の理解が得られるかどうかにかかっています。

確実な情報提供と十分な説明を行い、一人一人の理解があって初めて実現する震災廃棄物の広域処理。

前橋青年会議所でも市民に対する意識調査アンケートを行っていますが、

皆さんの考えが求められています。