ハンセン病患者の家族として差別反対を訴える在日コリアン2世の黄光男さん。
国の誤った政策によってハンセン病患者とその家族が壮絶な体験を強いられてきたことは絶対に許されないこと。そして、その被害をつくりだしてきた社会の側(市民一人ひとり)にも、見て見ぬ振りをしてきた責任があるのではないか。
黄さんのお話を聞いて、改めて差別や偏見がどうして生まれるのかを考えさせられました。
ハンセン病の他にもジェンダー差別や障害者差別、国籍差別、労働者の差別など私たちの周りにはさまざまな人権問題が存在しています。
差別は個人の問題ではなく、社会構造の問題。偏見差別が出現する社会構造をを根絶するには、社会や組織の文化を抜本的に変える必要があります。
受け止める、受け入れられる差別なんてないこと
→だから差別は絶対ダメ
誰もが無意識の差別意識(バイアス)を持っていて、被害者にも加害者にもなる可能性がある
→だから自分自身の中にある差別意識に気づき、無関心にならずに、一人ひとりが問題に向き合うことが大切なんだ!
ということを多くの人に伝えていきたいですね。
おかしいことはおかしいといえる勇気を持って、差別に対して怒りを感じて行動ができる人間が1人でも増えるように。