群馬県防災航空センター

【総務企画常任委員会の県内調査】
群馬県防災航空センターにお邪魔し、安全管理体制及び防災ヘリの運航状況について調査しました。

この群馬県防災航空センターは、平成30年8月に発生した県防災ヘリコプターの墜落事故を受けて平成31年4月に設置された機関です。安全管理体制の強化と防災ヘリの運航再開に向けた取組を進め、令和2年12月には安全装備品を充実させた新機体を導入。そして令和3年9月からダブルパイロット体制で緊急運航などの活動が再開されました。

活動状況を伺うと、運航再開から令和4年7月までの間に39件出動するとともに、自隊訓練のほか近隣県や市町村及び県内消防本部との合同訓練も多数実施しているとのこと。(群馬県内では山岳救助がほとんどですが、水難救助訓練などにもしっかり取り組んでいただいているそうです。)

安全運航のための取り組みでは、ダブルパイロット体制以外にも、危機管理監が主催する毎月の安全運航会議(月命日の10日に開催)、専門家を加えた運航連絡協議会の開催(年2回)、シュミレーターを用いた緊急操作訓練や安全確実な運航を実施するためのCRM( Crew Resource Management)訓練の実施など、8項目に及ぶ安全対策に取り組んでおり、二度と事故を起こさないんだという強い思いが伝わってきます。

危険と隣り合わせの災害救助。県民の生命や身体、財産を守るだけでなく、スタッフの皆さんが安全安心に活動に従事できるようにこれからも応援していきたいですね!

防災航空センターの廊下には防災ヘリの大ファンが描いてくれた素敵なメッセージイラストが飾られています。

おかえりはるな
いつもありがとう