小川あきら です。
今日は、議会基本条例推進委員会の主催で、
政策立案機能向上のための議員研修会が開催されました。
全国都道府県議会議長会事務局の内田一夫さんを講師に、
議員提出条例の充実を目指して、各地の事例や留意点などをお話しいただきました。
「条例」のほとんどは、手続きや国の法律の規定に基づくものが多く、
そういったものは執行部側が作成しています。
しかし、地域の政策に関する条例については、
日々地域の声を聴いている議員が提案することが望ましいといえます。
近年多いのは、行政のチェック機能を高める内容のもの
(契約等の透明性を高めるための条例や、出資法人への関わり方を定める条例、
補助金等のあり方に関する条例など)や、
健康福祉に関するもの(歯と口腔の健康づくりに関する条例、がん対策推進条例など)、
環境に関するもの(省エネルギー推進条例、リサイクル製品利用推進に関する条例など)、
などです。
条例制定には、立案過程の透明性・住民への説明責任を確保することと、
作った後、どのようにその理念を実現していくかの2点が非常に大切です。
その意味では、今年度検討している「森林環境税の導入に関する条例」は、
住民への説明が十分なされているかが、とても不安。
今後も、会派としてしっかりとした議論を深めていきたいと思います。
さてさて、iPS細胞作成の功績により、山中教授がノーベル賞を受賞しました。
受賞会見の言葉より。
「iPS細胞は、医学や創薬に、非常に大きな可能性を感じているが、
本当の意味で役だったといえるところまでは来ていない。
早く研究を続け、医学応用を実現させたいと思っている。」
なんだかとても、希望を感じる言葉です。
今後の研究によって、将来どれだけの人が救われるのか。
つい数日前には、iPS細胞で不妊治療にも期待という報道がありました。
新しい未来はすぐそこまで来ているかもしれません。