小川あきら です。
9月議会では、決算の審査も行います。
今日は、決算特別委員会が開催されました。
昨年度の予算が適正に執行されたかを審査し、無駄がないかをチェックするとともに、
来年度の予算編成に向けて、本当に必要な施策に税金を投入するためにも、
非常に大切な決算審査。
群馬県では、5つの常任委員会ごとに分かれて決算の審査を行います。
私もスクールカウンセラーの充実や特別支援教育の振興、交通違反取締りについて、
質問させていただきました。
スクールカウンセラーについては、もともとの始まりが不登校対策であったため、
相談件数の大部分を不登校関連が占めているとこのこですが、
近年問題になっているいじめ問題についても、
スクールカウンセラーがうまく機能できるようにと要望させていただきました。
また、現在県内の全中学校と一部の小学校に配置しているスクールカウンセラーの
約2割は、栃木や埼玉など県外の人材となっています。
(人材の確保が非常に難しいという現状があります。)
来年度には、さらに全小学校にもスクールカウンセラーを配置する予定ですが、
是非、県内の人材を活用してもらいたいです。
特別支援については、相談体制と就労支援の2点について質問しました。
特別支援専門相談や特別支援コーディネーター相談では、
実に年間8000件以上の相談が寄せられているとのこと。
相談が飽和状態になっているので、H24からは相談員を一人増員して対応しています。
就労支援については、職業体験開拓員4名が、昨年は1年間で215件の事業所を開拓。
職業体験を通じて、生徒の個性にあった仕事を見つけたり、
仕事のやり方を覚えたりすることができるので、
卒業後の就労にも結び付いているそうです。
ちなみに、群馬県の特別支援学校高等部卒業生の一般就労率(H23)は、32.4%。
全国平均の24.3%と比べるとかなり高い割合です。
知的特別支援学校高等部卒業生の就労率は、H22には全国1位の38.89%でした。
開拓員のみなさんの地道な努力のおかげですね!