【車社会の群馬県】はとにかく移動が不便!?
免許保有率全国2位(72.1%、2021年)、人口1人当たりの自家用車保有率(2019年)は全国1位の群馬県は、長い間、車を中心としたまちづくりが進められてきたので、バスや電車といった公共交通手段が脆弱だったり、道路も歩行者や自転車の通行が危険だったりと課題が多く、近年では高齢化によって免許を返納した後の生活の不便さがあちこちで問題になっています。
(高齢化が進む郊外の団地では、買い物や病院に行くのも一苦労。日常生活の移動を家族送迎に頼っており、家族の都合が合わないときは外出することができないという人も多いです。)
そこで、県では「群馬県交通まちづくり戦略」を策定し、高齢者や子ども、学生など自動車以外の移動手段を必要とする人がそれぞれの生活スタイルに合わせた移動が可能となるように、多様な移動手段の確保を目指して各種施策に取り組んでいます。
https://www.pref.gunma.jp/page/7506.html
今回は民間で様々な取り組みを実施している【日本中央交通】さんにお話を伺ってきました。
(駅やバス停まで行くのも大変という方にとっては、やはりタクシーが便利ですよね!)
こちらの会社では、子どもの送り迎えをしてくれる「キッズ・ジュニアタクシー」や、事前にかかりつけの病院を登録しておけば電話1本で妊婦さんを病院に送り届けてくれる「妊婦・陣痛タクシー」、お客さんの代わりに買い物をしてきてくれる「お買い物タクシー」、観光地を周遊する「観光タクシー」など、まさに「あったないいな」をカタチにしたような幅広い事業を展開しています。
共働き家庭にとっては、子どもを安心して塾や習い事に送り出してもらえるのは本当に有難い!(習い事が終わった後のお迎えは行けるけど、学校が終わる時間はまだ仕事中で送っていくのは難しいんですよね…。)
観光タクシーでは、おススメ観光地を周遊するだけでなく、専門の研修を受けたドライバーさんが観光ガイドをしてくれるプランもあるそうです。
私も選挙が終わって時間ができたら観光タクシーを利用してみたいな~♪
ちなみに、日本中央さんでは女性のドライバーさんがとても多いので、どうしてか尋ねてみると、勤務時間が法律で決まっているのでサービス残業がなかったり、お休みが取りやすかったりと、実はとっても働きやすい業種なんだとか。
女性が笑顔で働きやすい環境は、男性にとっても働きやすい職場になりますよね!
今後は自動運転技術なども進んでくると思いますが、安心や人とのふれあいなどまちづくりの観点からも、官民それぞれの強みを活かした「多様な交通手段」の確保に取り組んでいきたいですね。
▼森永卓郎の元気情報2022(観光タクシーやキッズタクシーの紹介動画)
https://youtu.be/INe7Sjn0y2Q
▼日本中央交通サイト▼
https://www.nck-taxi.jp/