【強度行動障害】について

一般質問のテーマから【強度行動障害】について

【強度行動障害】とは、自分の体をたたいたり、食べられないものを口に入れる、危険につながる飛び出しなど、本人の健康を損ねる行動、他人をたたいたり、物を壊す、大泣きが何時間も続くなど、周囲の人の暮らしに影響を及ぼす行動が著しく高い頻度で起こるため、継続的に特別に配慮された支援が必要とされている状態のことをいいます。

家庭での養育が困難なので施設の利用や入所を希望する当事者やご家族が多い一方で、行動の激しさや常に見守りが必要とされることから、この強度行動障害がある人に対応できる施設が限られており、なかなか施設に入所できないという現状があります。
群馬県が昨年実施した調査では、施設入所を希望する障害者(待機者)504人のうち強度行動障害の症状があるとされる人が273人いることがわかりました。

待機者が一刻も早く適切な環境で支援を受けられるように、民間事業者の受け入れ態勢の整備(人材育成、マッチング支援、ハード面の環境整備)にスピード感をもって取り組む必要があります。

また他県では強度行動障害の人を受け入れる県立の施設やグループホームを設置しているところもあるので、県で施設を整備することも視野にいれた取り組みを要望しました。

子育て・障害者に関する特別委員会の中でも引き続き議論していきます!

▼質問の様子はこちらから
群馬県議会インターネット中継(録画)
http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=6613