定例会に向けて…

小川あきら です。

来週から始まる県議会定例会に向けて、本日は議案調査。
51億2720万円の補正予算案が発表されましたが、主な内容は以下の通りです。

⚫︎コンンション基本設計委託(一部)費4800万円

⚫︎コンベンション施設建設基金5億円

→うーん…(;´Д`)

⚫︎女性農業者就農定着支援740万円

⚫︎女性向けの建設業界就職支援340万円

⚫︎ものづくり女子応援500万円

⚫︎働く女性の活躍推進709万円
→女性の関係はセミナー•研修の実施と啓発冊子•広報PRがメイン。

⚫︎前橋日赤建設補助増額分6億8493万円

⚫︎手話言語条例普及啓発200万円

⚫︎6月15日の突風被害の施設再建補助4000万円
→補助率3/10以内

⚫︎上毛電鉄『城東駅東口』開設補助255万円

⚫︎公共事業費9億5800万円
→公共事業多いなぁ…

大沢県政3期目のスタート、しっかりチェックしていきます!

なかんじょ伊勢町まつり

小川あきら です。

毎年お邪魔している伊勢町まつり。

今年も八木節を躍らせていただきました。

今年は笠づくりから参加をさせていただき、お祭りに向けて皆さんが努力をしている姿も素晴らしかったです。

地域の伝統行事、大切にしていきたいですね♪

人吉球磨

小川あきら です。

最終日は熊本県人吉市にて、日本遺産の取組について調査です。

日本遺産は2020年までに100件を目標に文化庁が認定し、世界的な文化財を保護する世界遺産と異なり、地域の文化や伝統を形作っている物語を認定することによって、地域活性化を図ろうとするものです。(世界遺産登録待ちリストを消化するという背景もありますね。)

本年、第1回の日本遺産に群馬の「かかあ天下」とともに認定された「相良700年が生んだ保守と進取の文化 ~日本でもっとも豊かな隠れ里 - 人吉球磨 ~」は、熊本県内で唯一の国宝である「青井阿蘇神社」や「人吉城跡」などを含む41の文化財により構成されています。

この地域は、相良のお殿様が約700年の長きにわたって統治してきたことから、仏教美術や古社寺建造物が数多く保存されており、また独自の文化が育まれてきました。

球磨神楽、球磨拳(じゃんけん)、球磨焼酎、球磨墓、球磨民謡など、地域の名前がついたものが今でもたくさん残っています。

おそらく住民の皆さんは、相良700年の歴史をちゃんと知っていて、伝統文化を現在も楽しみ、社寺や仏像などを信仰して守っているのだろう、そんな雰囲気の隠れ里。

日本遺産の認定で一層自分の住んでいる地域に誇りが持てたのではないでしょうか。(幸福度が上がったはず?)

地域活性化を目指す日本遺産なので、今後は情報発信(他言語パンフや案内サイン整備)観光誘客が課題とのこと。

群馬の「かかあ天下」も、かかあ天下に関連する歴史や文化を、私たち一人ひとりがしっかりと学んで、かかあ天下の物語に誇りを持つことが出発点になると思います。世界遺産の富岡製糸場と日本遺産のかかあ天下、群馬を見つめ直すチャンスにしたい。

 

 

雲仙普賢岳

小川あきら です。

県外調査二日目。

午前中は、国土交通省 九州地方整備局 雲仙復興事務所にて火山災害と復興事業の調査。

雲仙普賢岳は、平成2年の噴火活動開始以降、活発な火山活動を繰り返し、平成3年の噴火では大規模火砕流や土石流の発生により周辺地域に甚大な被害をもたらしました。もう20年以上前ですが、火砕流の映像は今でも鮮明に覚えています。

●雲仙復興事務所は、平成5年に島原市内に「雲仙復興工事事務所」として開設され、砂防事業推進を中心に、様々な地域の災害復興事業を行っています。立入禁止区域内の工事は無人化施工という遠隔操作で作業しているとのこと。

●火砕流で被害を受けた小学校は、当時の被害を風化させないために見学できるように保存されており、同じ場所に設置された監視所は、溶岩ドームから4km離れているそうですが、ずっと近くに感じます。

●火山災害は被害が広範囲に及ぶ可能性があり、雲仙普賢岳では約1万人の住民が5年間にわたり避難を余儀なくされました。火砕流は溶岩ドームから5㎞先まで到達し、大雨が降ると火砕流が堆積した土砂が土石流となって下流にながれ、70ヘクタールが土砂に埋まったそうです。

●これまでに火砕流が9400回、土石流が60回以上発生しており、200㎜の雨で土石流が発生するそうで、先週の台風のときにも発生。監視所では、今も週に一回は避難訓練をしているそうです。

群馬でも浅間、そして草津白根の活動が警戒されていますが、避難計画が一番重要ですね!

 

熊本の幸福度と水資源

小川あきら です。

熊本県庁では、県民総幸福量に関する調査の取組みと、くまもと地下水財団の取組みについて調査。

熊本県は、「県民が幸せを実感できるくまもと」の実現に向け「県民総幸福量(AKH:Aggregate Kumamoto Happiness)」調査を平成24年度から行っています。

①夢を持っている②誇りがある③経済的な安定④将来に不安がない、という4つの指標で幸福度を評価し、地域や年齢による結果の違いを施策に反映して、さらなる幸福に繋げているとのこと。

例えば、以前の調査では工業団地などが多い県北部に比べて、南部の幸福度が低かったことから、南部では新たにフードバレー構想を立ち上げ対策をしているそうです。

小さな幸せを広げていく熊本県しあわせ部の取組も素敵。幸福度を高めるには、まずは自分の住んでいる地域や県に魅力を感じてもらいことが大切ですね。

続いて、くまもと地下水財団の取組について。

熊本地域では、地下水量の減少や水質の悪化傾向が続いたことから、平成24年4月に「公益財団法 人くまもと地下水財団」を設置し、①地下水環境調査事業②地下水質保全対策事業③地下水かん養推進事業④地下水接収・使用適正化推進事業に取り組んでいます。生活用水の8割を地下水に頼っており、代替水源もないので、地下水の量と質を守っていくことが県民生活に直結しているとのこと。

企業や一般の方に水の大切さを理解してもらい、その保全に参画してもらう仕組みも充実しています。賛助会員や寄付金の協力の他に、水田オーナー制度やウォーターオフセット事業なども。

およそ5Kgのお米を生産すると100㎥の地下水を育むことができ、生産されたお米や農作物、さらには加工品や飼料米で飼育したお肉を購入・消費することで、使用した地下水量の埋め合わせをするのがウォーターオフセットです。

地下水保全に参画してくれた企業や個人にはかん養量証明書が発行され、優秀な活動を表彰する顕彰制度も用意されています。自分の行動が地下水の保全にどれだけ役立っているのか、…意識を持って参画できるので良いですね!

水と農業と市民参画、群馬でも良い循環の仕組みを作っていきたいです。