小川あきら です。
今日は、常任委員会1日目。
県土整備部に関する審議が行われました。
主な議題は、
7月の新潟福島豪雨から台風12号までの公共土木施設の被災状況について、
放射性物質が含まれる下水汚泥について、
敷島公園陸上競技場の改修について、など。
なお、先日視察に行った八木沢ダム・奈良俣ダムに関して、
7月の新潟福島豪雨のときの洪水調節効果について説明がありました。
八木沢ダム、奈良俣ダム、藤原ダムの3ダムで最大約9909万㎥の水を貯留し、
ダム下流のみなかみ町湯原地点で、約5.9mの水位を低減させる効果があったとのこと。
ダムが渇水状態だったので、通常よりもたくさんの水を貯めこむことができたそうです。
でも、先日視察で見たときには、台風12号の直後だったせいか、ダムにはたくさんの水が‥。
そこで、その後の台風15号のときの洪水調整の結果はどうだったのか調べてみると、
台風15号のときは、八木沢ダム、奈良俣ダムの2つのダムで洪水調節を行い、
同じみなかみ町湯原地点での水位の低減は、約0.6mだったそうです。
最近の豪雨では、ダムの下流で、土砂崩れや堤防破壊が発生するケースも増えています。
ダムに頼る治水ではなく、上流域の森林や自然を守って豊かにしたり、
遊水池で河川の氾濫を受け止めたり、川の護岸を整備したりすることの方が
大切な気がします‥。
また、本日の読売新聞で、土砂災害警戒区域の未指定箇所が、
群馬県は、3010箇所あるという報道がなされましたが、これについては、
防災マップの作成とともに早期に指定していただくように要望いたしました。