TPPと原発と消費税の問題を考える。

小川あきら です。

今日は、川内博史さんの講演会(勉強会)に参加してきました。

テーマは、TPPと原発と消費税。

一つのテーマで何時間でも議論できるような盛りだくさんの内容です。

さらには、沖縄の基地問題についてもお話していただき、

45分の予定だったのが、気がつけば1時間以上の充実した講演となりました。

早稲田大学雄弁会の出身と会って、難しいテーマをとてもわかりやすく解説。

まず、冒頭に福沢諭吉さんの『学問のすすめ』を例に、

私たち国民一人一人が、正しい情報を元に学ぶことの大切さを強調。

そして、マスメディアの情報がどれだけ歪曲されているかを

政府の客観的な資料と照らし合わせながら説明してくれました。

たとえば、TPP問題について。

TPPに参加することは、日本にとってメリットなのか??

政府の試算ではTPP参加でGDPが今後10年で2兆7000億円増加とあります。

(1年あたり2700億円です)

一方、年間の関税収入は約1兆円なので、関税収入をゼロにしてまで

TPPに参加する必要があるのだろうか。

また、製造業などの輸出企業については、

TPP参加で輸出が増大するといわれていますが、

一方で、非関税障壁という問題もあります。

アメリカの自動車連盟が日本のTPP参加に反対しており、

さらにアメリカ政府が、「自動車については非関税障壁の問題がある」

といっていることからすると、

自動車については、関税以外の方法で日本の輸出が制限される可能性もあります。

一部の情報や偏った知識だけではなく、広く学ぶことが大切です。

古賀茂明さん。

小川あきら です。

今日は、群馬弁護士会の主催による憲法市民集会に参加しました。

日頃なかなか弁護士会の会務にも携わることができないので、

受付のお手伝いをしながらの参加です。

関弁護士からの原発事故損害賠償弁護団の報告の後、

元経済産業省の古賀茂明さんの講演が行われました。

テレビなどでもおなじみの古賀さん。

官僚の批判をする官僚というのは本当に少ないのではないでしょうか‥。

原発問題はやはり市民の関心が高いのか、

会場は200人以上の参加者で満席となりました。

印象に残ったのは、原発の問題はコストや安全性の問題ではなく、

「哲学」の問題であるということ。

今も、自分の故郷に戻ることができず避難生活をしている人がたくさんいる。

多くの人が苦しみ、海洋の放射能汚染を考えれば、

国内だけではなく海外にも迷惑をかける。

そんな原発を今後も続けていくことは正義といえるのだろうか。

私たちがどういう生き方をして、どういう社会をつくりたいのか、

まさに哲学の問題です。

長い間政権を担い、国策として原発を推進してきた自民党。

そして、原発事故の対応が十分にできていない現政権。

些細な政争ではなく、被災地に笑顔が溢れることを考えて

原発事故の収束と復興支援にあたっていただきたい。

日本は再生できるのか。

それは、私たち一人一人の生き方にかかっています。

素敵なキーホルダー。

小川あきら です。

2月議会でも、被災地のがれきの受け入れについて議論がなされています。

処理方法の決まっていない大量の瓦礫…

復興の妨げになる、などネガティブなイメージが伝わってきますが、

そんな瓦礫を利用した素敵なキーホルダーをいただきました。

その名も、「瓦Re:KEYHOLDER」(ガレキーホルダー)

「RIKUTAKA」と記入されていますが、

このキーホルダーを制作しているのは、主に陸前高田の方々だそうです。

 一つとして同じ物がないキーホルダー。

被災地の復興や雇用の創出に、ほんのちょっとでもお役に立てればと思います。

イランの核問題とエネルギー産業の行方

小川あきら です。

2月議会は、来年度予算の審議があるため、

毎日膨大な予算書と向き合って、

関連の資料を調べたり、担当課からレクを受けたりと、

忙しく過ごしていますが、

その合間を縫って、参議院議員大野もとひろさんの勉強会に参加してきました。

今日は、3つのテーマでお話を聞かせていただきました。

 ・イランの核問題とその影響
   講師:田中浩一さん(日本エネルギー研究所中東研究センター長) 
 ・エネルギー産業の行方
   講師:石井彰さん(エネルギー・環境問題研究所代表) 
 ・日本財政の先行き「デフレ社会をどうのりきるか」
   講師:小幡績さん(慶応義塾大学ビジネススクール) 

電気料金の値上げについて、いろいろな意見が出ておりますが、

今般の値上げについては、主として火力発電の原料となる石油の高騰によるもの。

原発事故や東京電力の対応以外の部分も、正しい知識に基づいて考えていく必要があります。

いずれにしても、30年後、50年後、100年後の世界を思えば、

原発とともに、石油にも依存しない

エネルギー社会にシフトしていく時代であることは間違いありません。

憲法市民集会

小川あきら です。

群馬弁護士会の憲法市民集会のお知らせです。

『日本中枢の崩壊』や『官僚の責任』などの著書でおなじみの

元経済産業省大臣官房付の古賀茂明氏をお招きして、集会を開催します。

皆様、是非是非ご参加ください★

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日時:2012年3月4日(日)午後1時20分から4時

場所:群馬県教育会館5階大ホール

内容:原子力損害賠償群馬弁護団からの報告
  
   原発事故と官僚の責任-日本は再生できるのか。

  (講師 古賀茂明氏・元経済産業省大臣官房付)

憲法市民集会