古賀茂明さん。

小川あきら です。

今日は、群馬弁護士会の主催による憲法市民集会に参加しました。

日頃なかなか弁護士会の会務にも携わることができないので、

受付のお手伝いをしながらの参加です。

関弁護士からの原発事故損害賠償弁護団の報告の後、

元経済産業省の古賀茂明さんの講演が行われました。

テレビなどでもおなじみの古賀さん。

官僚の批判をする官僚というのは本当に少ないのではないでしょうか‥。

原発問題はやはり市民の関心が高いのか、

会場は200人以上の参加者で満席となりました。

印象に残ったのは、原発の問題はコストや安全性の問題ではなく、

「哲学」の問題であるということ。

今も、自分の故郷に戻ることができず避難生活をしている人がたくさんいる。

多くの人が苦しみ、海洋の放射能汚染を考えれば、

国内だけではなく海外にも迷惑をかける。

そんな原発を今後も続けていくことは正義といえるのだろうか。

私たちがどういう生き方をして、どういう社会をつくりたいのか、

まさに哲学の問題です。

長い間政権を担い、国策として原発を推進してきた自民党。

そして、原発事故の対応が十分にできていない現政権。

些細な政争ではなく、被災地に笑顔が溢れることを考えて

原発事故の収束と復興支援にあたっていただきたい。

日本は再生できるのか。

それは、私たち一人一人の生き方にかかっています。