【リトリート・温泉文化に関する特別委員会の県外調査】2日目
近隣には祖谷温泉を含め5件のホテルがあるものの、以前は大歩危地域と祖谷地域に別れており、連携した取り組みや地域全体の発信が難しかったとのこと。
それが合併により三好市となったことを契機に、5件のホテルで「大歩危・祖谷いってみる会」を設立。現在はタクシー、バス、観光施設、酒蔵など賛助会員30社も加わり、行政とも連携して「大歩危祖谷温泉郷」という名前を売り出したり、ホテルで必要な備品の共同購入に取り組んだりしているそうです。
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ホテルや事業者が個で努力するだけでなく、地域でまとまって連携することで地域全体のブランド力を上げることができる。それで集客が増えれば、スタッフの自信にもつながる。将来的な温泉文化の担い手確保にも期待したいですね。
いずれにしても、この祖谷地域は、桃源郷や秘境という言葉のイメージどおりの山奥で、現地に行くまでのハードルをほんの少し感じました。
群馬県内の温泉地や秘境宿は、こちらに比べるとアクセスも良く、短期滞在も長期滞在も過ごしやすいのではないかなと。
地域全体の取り組み強化と、伝統的な景観や歴史、文化、それを支える感性や人の魅力を高めていく重要性など、群馬県にしっかり持ち帰りたいと思います。