小川あきら です。
今日は、同じ会派の角倉県議の政経セミナーに参加しました。
角倉さんは、高崎選挙区のパワフルな議員さんで、
八ッ場ダムの問題や原発問題などで一緒に活動をしています。
本日は細野豪志環境大臣をゲストにお迎えするはずでしたが、
急務のためビデオ出演となってしまいました。
このような盛大なセミナーが開催できるのは、とても羨ましいですね!
小川あきら です。
県の危機管理室が、東日本大震災に関する記録をまとめました。
被災地の状況とあわせて、県内の被害状況や、初動体制について、
県内の応急・復旧対応、避難者への支援の状況、
原発事故に対する対応、県内産業に対する支援、議会の対応など、
この1年間の取り組みが詳細にまとめられています。
とくに、被災地派遣職員レポートでは、
実際に被災地で活動した状況や、感じたことなどが記録として残され、
今後の県内での防災対策や職員の意識保持にも大変参考になる内容となっています。
是非一度、目を通していただければ幸いです。
表紙・目次
表紙(pdfファイル:377KB) 目次(pdfファイル:178KB)
第1章 東日本大震災の概要
第2章 被害の状況
第3章 県内の初動対応
第4章 県内の応急・復旧対応
第5章 東北地方等被災地及び県内避難者への支援
第5章(107~118ページ)(pdfファイル:734KB)
第6章 被災地派遣職員体験レポート
第6章(119~140ページ)(pdfファイル:936KB)
第6章(141~154ページ)(pdfファイル:932KB)
第6章(155~162ページ)(pdfファイル:694KB)
第6章(163~172ページ)(pdfファイル:649KB)
東日本大震災対応状況一覧
小川あきら です。
今日は、大規模地震対策特別委員会の県外調査で、
災害廃棄物の広域処理について、いち早く受け入れを開始した東京都の処理施設にお邪魔しました。
1年が過ぎても、被災地に残されたままの瓦礫の山々。
私たちの視覚からも復興を阻む要因になっています。
全国で分担しなければ解決できない問題で、また負担すべき問題だと思います。
東京都は都知事のリーダーシップのもと、全国に先がけて受入れを実施しています。
初めは、都民の反対が強く、一日中電話が鳴り止まなかったそうですが、
そのほとんどは、きちんと説明することによって(主に放射能の問題ですが)
不安がなくなり、受け入れに対する理解が得られたということです。
東京都では、現在、宮城県宮古市のガレキと、女川町のガレキを受け入れており、
宮古市のガレキは、民間の破砕処理業者3社と焼却処理業者1社が、
女川町のガレキは、都の清掃工業で焼却処理しているとのこと。
被災地には常駐のスタッフを置き、運搬前にはしっかり放射性濃度を測定してます。
一番検討を要したのは、運搬方法。
密閉性を確保した専用のコンテナを用意し、放射性物質には最新の注意を払っているそうです。
しかし、実際に焼却処理を経てみると、
受け入れた災害廃棄物だけを焼却した場合には、放射性濃度が低く、
災害廃棄物と都の一般廃棄物を混ぜて焼却した場合の方が濃度が高いとのこと。
さてさて。 群馬の受け入れ状況についてです。
震災廃棄物の広域処理は、廃棄物処理施設の余力を使って行うもの。
そもそも県内で余力のある自治体は、
東吾妻3町(約1000トン)、西邑楽(約1000トン)、桐生市(約1.6万トン)、前橋市(約3万トン)となっており、
受け入れたくてもキャパがなくて受け入れられないという自治体がほとんどです。
また、実際に受け入れが進むかどうかのカギは、
処分施設の周辺住民の理解が得られるかどうかにかかっています。
確実な情報提供と十分な説明を行い、一人一人の理解があって初めて実現する震災廃棄物の広域処理。
前橋青年会議所でも市民に対する意識調査アンケートを行っていますが、
皆さんの考えが求められています。
小川あきら です。
今日は、八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会・群馬主催で
現地見学会と学習会を開催しました。
来るたびに工事がどんどん進んでいて、風景が変わっていく長野原町。
今は、川原湯温泉駅の上に湖面1号橋の橋げたが猛スピードで建設されています。
今日の現地見学会には、県外からも多くの方にご参加いただき、
バス2台で予定地をまわることに‥。
付け替え国道の崩落個所や、地滑り地域のほか、
地層(崖錐堆積物層や滑落崖)や、地すべり対策(集水井など)を確認しました。
午後の学習会では、ダム予定地の地質状況や地すべりのメカニズム、
地滑り対策と代替地の安全性対策について、応用地質研究会の中山俊雄さんの講義を受けました。
その中でも、奈良県の大滝ダムの事例は多くの人に知ってもらいたい。
大滝ダムでは、ダム建設に対する反対住民が当初から地滑りの危険を訴えてきたものの、
国が安全だと言って工事が進められました。
しかし、ダムが完成していざ水を貯め始めると、周辺の家や道路で亀裂が見つかり、
37世帯77人の住民が移転を余儀なくさたというもの。
八ッ場ダム予定地についても、代替地の安全性については、しっかりと検証する必要があります。
推進派の声、反対派の声、地元住民の声、現地で生活する人たちの声。
それぞれの視点からの課題を、正面から受けとめることが大切だと思います。
私個人としては、今日あの場所で、綺麗な空気や景色を感じて、
あの美しい吾妻の自然を失いたくないと強く思いました。