母と女性教職員の会

小川あきら です。

本日は、母と女性教職員の会に参加してきました。

記念講演では、舞台女優の有馬理恵さんが、

『差別と戦争をなくすために』というテーマでお話してくれました。

有馬さんは、水上勉作「釈迦内柩唄」というお芝居をライフワークにしています。

「釈迦内柩唄」は、戦時中の中国人労働者に対する大弾圧を背景に、

火葬場の家業を引き継ぐ「ふじ子」の思いを描いた物語で、

 差別や、人のやさしさ、命の平等と尊厳、生への渇望がテーマになっているお話です。

有馬さん自身、未解放部落で育った過去を持ち、様々な差別と闘ってきた方。

だからこそ、このお芝居をたくさんの方々に見てもらい、

世界中の差別をなくしたいとおっしゃっていました。

戦争も差別も、私たち一人一人の考え方でなくせるもの。

人間のあり方が問われています。

8月15日

小川あきら です。

終戦から66年。 県の戦没者追悼式に参列しました。

多くの方々が、戦争を忘れてはならないと、追悼の言葉を話されました。

また、戦争世代ではない若者からは、「戦争のない平和な世界を築くため、

私たち若者が平和の懸け橋となって、世界中の人々と努力します」という言葉‥。

多くの犠牲を払った戦争から66年‥。

その間にも、世界の国々では、たくさんの戦争や紛争が起きてきました。

戦争は人の力で起こされるものです。

裏を返せば、人の力で、戦争を起こさない社会も作れるということ。

今の私たちの生活が、たくさんの命の犠牲の上に成り立っていることを改めて感じ、

戦争のない平和な社会に向けて歩みを進めていきたいと思います。

世界の平和を願って献花を行いました。

前橋の絆

小川あきら です。

昨日は、前橋公園一帯で、東日本復興のチャリティーイベント

『こころひとつ。響け日本!前橋の絆』 が開催されました。

私は、前橋青年会議所のブースでお手伝い。

復興への祈りを込めて、たくさんの方がキャンドルにメッセージを託してくれました。

子供たちも思い思いのキャンドルを作成してくれました。 

バザーブースでは、いわき市・石巻市の物産を販売。

その中には、震災後の大津波が襲った石巻の「希望の缶詰」の姿もありました。

工場の瓦礫の下から発掘され、救援物資が届くまでの数日間、

多くの人々を救った「缶詰」です。石巻の海の幸が詰まった「笑顔がこぼれる美味」。

石巻の漁業が復活するまで、この缶詰はもう作ることが出来ません。

本当に忘れられない味となりました。

日が沈むと、福島県いわき市から贈られた「東北の火」が、

5000個を超えるキャンドルにともされました。

復興への願いを込めて、一つ一つ作成されたキャンドルです。

本当に感動的な、幻想的な空間となりました。

NHKスペシャル「東北 夏祭り ~鎮魂と絆と~」

先日NHKで放送されたシリーズ東日本大震災

「東北夏祭り ~鎮魂と絆と~」の再放送を見ました。

夜中に何気なく見始めた番組でしたが、

本当に見てよかったと思える、感動的で胸が熱くなる番組でした。

被災地には、町ごと全部流されてしまった地域もあり、

自分たちの生活もまだまだ安定しない状況なのに、

「震災で亡くなった家族や友人の霊を弔いたい」

「祭りを通してもう一度地域の絆を取り戻したい」と、

支えあって、協力しあって、祭りの伝統を守ろうとする住民たち。

陸前高田の「動く七夕」、石巻市の灯篭流し、

相馬市・南相馬市の「相馬野馬追」などが取り上げられていましたが、

家族や友人を、震災でなくされた方たちが、悲しみをぐっと我慢して、

祭りを成功に導く姿、住民がそれぞれの思いを抱えながら、協力しあう姿に、

ただただ胸が熱くなります。

祭りの意味や地域のつながりを改めて考えさせられる、そんな番組です。

私も5月に自分の目で見てきましたが、

あの、陸前高田の町を、津波で何もなくなった瓦礫の町を、

綺麗に飾りつけられた山車がひかれていく。

音も明かりも何一つないかつての町の中で、

住民たちが取り囲む山車が煌々と輝いてまっすぐに進んでいく映像からは、

無念や悲しみや、希望や願いなど、様々な感情が伝わってきました。

鎮魂と、この町でこれからも頑張っていくんだという決意と。

明日は前橋の絆です。

復興への祈りを込めて‥おやすみなさい。

実るほど‥。

小川あきら です。

お墓参りをかねて、実家に帰省してきました。

千葉では間もなくお米の収穫時期を迎えます。

群馬とは違って、早場米を生産しているため、

8月の終りから収穫が始まり、9月には出荷となります。

今年は、もっぱら放射能の影響が心配されていますが、

8月11日の検査では、千葉県の、鴨川・南房総・館山で収穫されたお米から

放射性物質は検出されなかったという結果がでました。

お米を作っている父も、とりあえず、ほっと一安心‥。

これから群馬を含め、各地で順々に検査が行われていく予定です。

 父です。

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』