先日NHKで放送されたシリーズ東日本大震災
「東北夏祭り ~鎮魂と絆と~」の再放送を見ました。
夜中に何気なく見始めた番組でしたが、
本当に見てよかったと思える、感動的で胸が熱くなる番組でした。
被災地には、町ごと全部流されてしまった地域もあり、
自分たちの生活もまだまだ安定しない状況なのに、
「震災で亡くなった家族や友人の霊を弔いたい」
「祭りを通してもう一度地域の絆を取り戻したい」と、
支えあって、協力しあって、祭りの伝統を守ろうとする住民たち。
陸前高田の「動く七夕」、石巻市の灯篭流し、
相馬市・南相馬市の「相馬野馬追」などが取り上げられていましたが、
家族や友人を、震災でなくされた方たちが、悲しみをぐっと我慢して、
祭りを成功に導く姿、住民がそれぞれの思いを抱えながら、協力しあう姿に、
ただただ胸が熱くなります。
祭りの意味や地域のつながりを改めて考えさせられる、そんな番組です。
私も5月に自分の目で見てきましたが、
あの、陸前高田の町を、津波で何もなくなった瓦礫の町を、
綺麗に飾りつけられた山車がひかれていく。
音も明かりも何一つないかつての町の中で、
住民たちが取り囲む山車が煌々と輝いてまっすぐに進んでいく映像からは、
無念や悲しみや、希望や願いなど、様々な感情が伝わってきました。
鎮魂と、この町でこれからも頑張っていくんだという決意と。
明日は前橋の絆です。
復興への祈りを込めて‥おやすみなさい。