小川あきら です。
昨日は知人の山本香川県議が、世界遺産登録に関する調査に来てくれました。
世界遺産ブームではないですが、香川県でも「四国八十八か所霊場と遍路道」の世界遺産登録に向けたプロジェクトを推進しているそうです。
まずは県庁でのヒアリング。
今回の富岡製糸場の世界遺産登録には11年の歳月がかかっていますが、
担当者より、その間の苦労などをお話しいただきました。
・1990年代後半になって産業遺産の登録が急増したことから、富岡製糸場も産業遺産として位置付けたこと
・数ある絹産業遺産から、世界遺産を構成する遺産群を絞ったこと
・絹の大量生産が世界に与えた影響に着目したこと(シルクの靴下を大量に生産することができるようになり、ミニスカートの文化ができあがったそうです。世界のファッションを変えた富岡製糸場です。)
・日本ユネスコの会員になり、世界の産業遺産の専門家などを富岡製糸場に呼ぶなど、多くの専門家に富岡製糸場を紹介し続けたこと。
・富岡製糸場に関する論文を何本も発表し、あらゆる場面で富岡製糸場の価値を伝え続けてきたこと。
など、本当に地道な努力の積み重ねであったことがわかります。
四国八十八霊場と遍路道に関しても、まずは国の指定を取ることや、暫定リストへの登録を目指すことなど、10年スパンのアドバイスを頂きました。
ちなみに、来年度から文化庁が「日本遺産」というカテゴリーを創設するので、そちらでの登録を目指すのも一つの手。
その後、富岡製糸場へ。
今年3回目の富岡製糸場は、平日にもかかわらず多くの参観者で賑わっていました。
世界遺産登録が話題になってからは、平均で一日4000人くらいの参観者があるそうです。
ボランティアガイドさんも、誇らしげに活躍していました!
ちなみに、香川といえば『うどん県』を提唱しています。
そんな香川県議会議員に、群馬が誇る水沢うどんを食していただきました。
感想は、・・・です。