上野村

小川あきら です。

今日は木質ペレットの活用促進の調査で上野村に行ってきました。

間伐材を使用してペレットを作り、温泉施設や小学校、村営住宅にペレットボイラーやペレットストーブを導入しているとのこと。

希望する村民には村がペレットストーブを貸してくれるそうです。

5年後には年間1100トンのペレットを生産し、村内で消費していけるということで、循環型の構造が出来上がっていますね!

ここがペレット工場。

こちらはペレットボイラーを導入している温泉施設です。

こちらは、村営住宅。ペレットストーブが付いています。

ちなみに、村営のきのこセンターで使用するオガクズも、ペレット工場で作っています。

きのこセンターでは、約60人の雇用が生まれているとのこと。

国土交通省の水質調査で「関東一きれいな川」として認定された神流川の水と地元の材木を原料とするオガクズを使用したきのこは、肉厚で風味豊かなんだとか。

市場でも高評価を得ており、出荷が間に合わないくらいのニーズがあるそうです。

使用した菌床は脱水して施設内で燃焼し、その熱をボイラーに利用しています。

綺麗な神流川を役場のとなりから。本当に透き通っています。

ちなみに、公用車の一部には電気自動車を導入。

エネルギーに対する意識の高さが伺えます。

木質バイオマス発電などにより電力を自給できれば、自給自足のコミュニティーができあがりそうです。

女性議員ネットワーク会議②

小川あきら です。

研修2日目。今日は、素晴らしい講演を聴くことができました!

ニート、引きこもり、障がいを抱えた方、生活保護受給者、DV被害者、シニア、若年性認知症の方などの就労を実際に作り出しているアイエスエフネットグループ代表の渡邉幸義さんの講演です。

アイエスエフネットグループでは、障がいのある方を「未来の夢を実現するメンバー」として、FDM(Future Dream Member)と呼んでいるそうです。

最初にご紹介いただいたのは福島の匠カフェの取り組み。

2011年2月に地方都市で初めてオープンした匠カフェは、障がいを持っている多くの方々に働いて頂く予定でした。

しかし、オープンしてわずか2週間で被災し、とてもカフェ運営どころでは無い状況に追い込まれたとのこと。

被災地では、だれもが不安を抱え、仕事どころではない状況でしたが、やっと手に入れた働く場所を、希望の場所を失うわけにはいかないと、震災から3ヶ月でお店を再オープンさせたそうです。

待っていてもお客は来ないと、ある者は新しいメニューにチャレンジしお弁当の手売りを始めたり、ある者はチラシを作るなどして、徐々にお客さんが増えていったそうです。

懸命に働くFDMの皆さんの輝く笑顔に、スタッフだけでなく地域の人々も心を打たれ、暖かく協力してくれる、そんな素晴らしい取り組みでした。

ちなみに、匠カフェで働くFDMの方々は一般就労で働いており、お給与は全員10万円以上だそうです。

授産施設等での工賃が1万円くらいですので、その差は歴然です。

さらに、川崎市では、生活保護受給者100名の雇用創出するため半官半民の専門企業を立ち上げ。

新潟市では、100名のFDMを雇用するための雇用創造オフィスを展開(内容は、カフェ、お弁当事業、リサイクルセンター、PC教室、託児所、その他清掃業務やデータ入力等の仕事の切り出し)。

仙台では、農業法人を展開し、作った農産物でお弁当事業や飲食店事業を行っています。

渡邉社長の熱い思いは、自治体の長、職員、自治体議員、大企業・中小企業の経営者、障がいを抱えた方やそのご家族等、全ての人に聴いてもらいたいです!

群馬県での講演に向けて、色々働きかけをしてみたいと思います!

女性議員ネットワーク会議①

小川あきら です。

今日は、午後から上京し、

女性議員ネットワーク会議の総会、研修会に参加しました。

明日までの2日間、女性の活躍と環境整備、

性暴力ワンストップ救援センター大阪の活動から見えてくるもの、

就労困難者への就労支援をテーマに研修を行います。

全国の状況や先進的な取り組みを知ることができ、

意見交換もできる貴重な機会。

休憩時間には、各地から持ち寄った特産品でティータイム♪

女性の集まりならではデス( ´ ▽ ` )ノ

農業まつりと東公民館文化祭。

小川あきら です。

今日は早朝より、JA前橋市創立20周年記念式典並びに平成25年度前橋市農業まつりに参加。

新鮮な野菜の激安販売に加え、お餅や牛乳の無料配布、

名人コーナーでしめ縄、草鞋作りなどイベント盛り沢山です。

私も、お餅つきに参加させていただきました。

その後、東公民館文化祭へ。

今日・明日と二日間にわたって、文化作品の展示や、舞台発表など楽しい催しが続きます。

女性防火クラブの皆さんの格好いいレクダンス、

草の実女性合唱団の皆さんの歌声や、東中学校吹奏楽部の演奏、八木節など、

ついつい見入ってしまい、予定よりも長居していまいました。

富沢さんの菊です。

消防団のブースでキーホルダーづくりに参加。

トースターで焼くとちっちゃくなるのが面白い♪

東地区は文化活動や生涯学習が盛んな地域です。

住民の皆さんの精力的な活動が、この地域を支えてくれていると改めて感じました。

 

 

特別委員会 県外調査②

小川あきら です。

2日めの調査は、国立劇場沖縄から。

こちらは、国の重要無形文化財に指定されている組踊をはじめとする

沖縄の伝統芸能の保存振興を図る目的で開場した全国で5番目の国立劇場です。

高崎市が計画している文化芸術センター機能を中心とする都市集客施設と

県のコンベンション施設の機能分担や相互連携の参考とするために、

施設の利用状況等を調査しました。

大劇場は約600席で演者の地声が響く広さとなっており、

沖縄伝統文化に特化した劇場になっています。

国立劇場ということで、維持管理には国費が投入されていますが、

その金額は人件費を含め年間6億2000万円とのこと。

ハコモノの維持には相当な金額がかかることを改めて実感しました。

高崎市の都市集客施設でも群馬県のコンベンションセンターにおいても

相当な維持管理費がかかることが予想されましが、

単純に指定管理やPFIなどで外部に委託するだけでクリアできる問題とは思えません。

県のコンベンションセンターの設置に関しては、県民の皆様から、

「必要性がない」「無駄なハコモノ」「税金のもっと有効な使い道がある」

「今最優先にしなければならないこととは、到底思えない」

「作ったあとにも税金を垂れ流すことになる」など、様々な意見をいただきました。

(もちろん賛成する方もいると思いますが、

私のところには反対意見の方がたくさん集まっています。)

今後の委員会の中でも、しっかり議論していきたいと思います。

引き続いて、那覇市役所へ。

那覇市では、古くから都市景観条例に基づいて、那覇の個性を活かした

美しいまちづくりを進めていることから、その取り組みについて調査をしました。

首里城周辺の伝統的な建造物が一体となった地域を都市景観形成地域として指定し、

首里城にマッチするように、建物の高さ制限、屋根の色の制限(オレンジの瓦屋根)、

壁の色の制限(コーラルホワイト)、敷地の素材の制限(石畳風にすること)など、

本当に街の雰囲気ががらっとかわるような都市形成をしています。

このような大掛かりな変更には、行政からの一方的なアプローチでは難しいだろうな、

と思っていたら、やはり住民のみなさんの強力な後押しがあったとのこと。

例えば、地域住民の皆さんがコンビニに働きかけをして、店舗の色を変えてもらったり、

看板を低くしてもらうようにお願いしてくれたそうです。

実際に龍潬通りを案内してもらいました。

歩道が広く、石張りになっています。

交番も、オレンジ瓦にホワイトの壁、石畳です。

コンビニも。

郵便局も。

群馬県内では、桐生市でのこぎり屋根を活かしたまちづくりをしていますが、

各地域で同じように個性を活かしながら、

自然や文化と一体となったまちづくりを推進していきたいですね!

ついでに、昨年度建て替えたばかりの那覇市役所。

四角い建物だと街に圧迫感がでるという理由から、斜めのデザインになっており、

将来的に外壁はグリーンカーテンで全て覆われるそうです。

市議会の議場は円形議場。

赤ちゃんや子供連れでも膨張できるように、防音の傍聴ルームも用意されています。