小川あきら です。
研修2日目。今日は、素晴らしい講演を聴くことができました!
ニート、引きこもり、障がいを抱えた方、生活保護受給者、DV被害者、シニア、若年性認知症の方などの就労を実際に作り出しているアイエスエフネットグループ代表の渡邉幸義さんの講演です。
アイエスエフネットグループでは、障がいのある方を「未来の夢を実現するメンバー」として、FDM(Future Dream Member)と呼んでいるそうです。
最初にご紹介いただいたのは福島の匠カフェの取り組み。
2011年2月に地方都市で初めてオープンした匠カフェは、障がいを持っている多くの方々に働いて頂く予定でした。
しかし、オープンしてわずか2週間で被災し、とてもカフェ運営どころでは無い状況に追い込まれたとのこと。
被災地では、だれもが不安を抱え、仕事どころではない状況でしたが、やっと手に入れた働く場所を、希望の場所を失うわけにはいかないと、震災から3ヶ月でお店を再オープンさせたそうです。
待っていてもお客は来ないと、ある者は新しいメニューにチャレンジしお弁当の手売りを始めたり、ある者はチラシを作るなどして、徐々にお客さんが増えていったそうです。
懸命に働くFDMの皆さんの輝く笑顔に、スタッフだけでなく地域の人々も心を打たれ、暖かく協力してくれる、そんな素晴らしい取り組みでした。
ちなみに、匠カフェで働くFDMの方々は一般就労で働いており、お給与は全員10万円以上だそうです。
授産施設等での工賃が1万円くらいですので、その差は歴然です。
さらに、川崎市では、生活保護受給者100名の雇用創出するため半官半民の専門企業を立ち上げ。
新潟市では、100名のFDMを雇用するための雇用創造オフィスを展開(内容は、カフェ、お弁当事業、リサイクルセンター、PC教室、託児所、その他清掃業務やデータ入力等の仕事の切り出し)。
仙台では、農業法人を展開し、作った農産物でお弁当事業や飲食店事業を行っています。
渡邉社長の熱い思いは、自治体の長、職員、自治体議員、大企業・中小企業の経営者、障がいを抱えた方やそのご家族等、全ての人に聴いてもらいたいです!
群馬県での講演に向けて、色々働きかけをしてみたいと思います!