小川あきら です。
群馬会館で行われた公開シンポジウムに参加してきました。
「地域の未来と今なすべきこと」というテーマで、
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの中谷巌理事長の基調講演。
自然エネルギーへの転換の必要性や、
貨幣で測れないものの価値の重要性を強調していたのが印象的でした。
後半はパネルディスカッション。
中谷さんに加え、みなかみ町長と小川淳也衆院議員で、
いろいろな意見が交わされました。
それぞれの発言で印象的だったのは、
「各地域が自給自足できるエネルギーと食料を確立するべき」という中谷さん。
私もまったく同じ考えです。
小川淳也衆院議員は、ガレキの受け入れについて、
「被災地の約2000万トンのガレキは、
被災地だけで考えると20年分の産業廃棄物に相当するが、
47都道府県で分担すれば、1年分に相当する量にすぎない。
今こそ互いに助け合うことが必要だし、それができるのが日本人の強みだ」
と言っていました。
また、みなかみ町長は、
「今までは、地方の首長は国からの予算を国の指示に従って執行していた部分が多かった。
地域主権が進めば、今度は自分の責任で地方政治を進めていくことになるが、
全部自分の責任でやるという首長はそんなにいないのではないか。
そうすると、実際には、首長が決めることはどんどん少なくなり、
その分、市民の声や議員・議会の力が大きくなっていく。
それが地域主権の在り方だ」と言っていました。
もうすぐ、震災から1年がたとうとしています。
震災後の地域の在り方について、地域に住む一人一人が、
じっくりと考える良い機会になったと思います。