小川あきら です。
昨日、県庁で行われた認知症サポーター養成講座に参加してきました。
講師の群馬大学山口晴保教授のお話は、とてもわかりやすくて、そして楽しい内容でした。
認知症介護をしているご家族や地域の皆さんにも、ぜひ聴いてもらいたいです。
認知症は、85歳以上では4人に1人が認知症といわれているありふれた病気。
認知症の方は、ちょっとした手助けがあれば自宅で生活を続けることも可能だそうです。
しかし、実際には、偏見により、本人やご家族が苦しんでいることも珍しくありません。
「認知症の本人には、自覚がない」と思われがちですが、
最初に症状に気が付くのは、本人だし、
物忘れや失敗により、喪失感や不安感を一番感じているのも本人です。
そういった不安感から、「ものを盗られた」という妄想が生じたり、
自身を失ってうつ状態になってしまったりするそうです。
あるがままを受け入れて、周りがちょっとずつサポートしてあげることで、
症状の進み具合もだいぶ変わります。
笑顔を作って、能を刺激する。
ほめてやる気を出してもらう。
コミュニケーションで安心を与える。
役割を作り、生きがいを感じてもらう。
認知症でも楽しく過ごせる環境づくりを行っていくことが大切です。
群馬県では、平成27年までに認知症サポーターを80000人に増やす計画です。
(現在は約45000人)
正しい理解があれば、本人も介護家族も精神的な負担が減っていくはず‥。
認知症になっても安心して暮らせるまちを目指していきたいですね!
サポーターの証は、オレンジリングです★