小川あきら です。
ちょっと前のことですが、北軽井沢の小鳥の森レストランで、
女性だけのミニ集会に参加させていただきました。
(正確には、女性ばかり次から次に集まってしまって、
集会のようになってしまったのですが‥。)
議論になったのは、TPPの問題と里親について。
TPPについては、今いろいろなところで議論されているので、
ここでは里親制度について少しだけご紹介。
「里親」とは、児童福祉法上の制度で、
「要保護児童を養育することを希望するものであって、
都道府県知事が適当と定める者」をいい、
ある程度の期間を養育する養育里親や、短期間の短期里親などがあります。
今の群馬県の里親制度では、子どもが2、3歳になるまでの間は、乳児院で養育し、
ある程度大きくなってから里親に出すという方法をとっています。
しかし、そこで問題になるのが、愛着障害です。
【愛着障害】乳幼児期に長期にわたって虐待やネグレクト(放置)を受けたことにより、保護者との安定した愛着(愛着を深める行動)が絶たれたことで引き起こされる障害の総称。愛着障害を示す子供には衝動的・過敏行動的・反抗的・破壊的な行動がみられ、情愛・表現能力・自尊心・相手に対する尊敬心・責任感などが欠如している場合が多い。他人とうまく関わることができず、特定の人との親密な人間関係が結べない、見知らぬ人にもべたべたするといった傾向もみられる。- Yahoo!辞書
愛着障害にならないようにするためには、
なるべく早い時期から里親家庭で育てる必要があります。
しかし、現状では、2、3歳まで子どもを乳児院に措置し続けているため、
乳児院などの施設で子どもが愛着障害になってしまい、
委託された養育里親が苦労しているという例もあります。
里親制度については、私自身事情を把握していなかった部分もありますので、
今後、しっかり勉強していきたいと思います。