【連合前橋地協のマス釣り大会】
最後の子どもたちのつかみ取りが一番盛り上がるんだけど、そこまで残れなくて残念です。
【連合前橋地協のマス釣り大会】
最後の子どもたちのつかみ取りが一番盛り上がるんだけど、そこまで残れなくて残念です。
【リトリート・温泉文化に関する特別委員会の県外調査】3日目
徳島県では、平成24年に地域・NPO・進出企業・行政等で「とくしまサテライトオフィス・プロモーションチーム」を結成し、サテライトオフィスの誘致に積極的に取り組んでいますが、その先駆けとなったのが神山町。
神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスを運営している認定NPO法人グリーンバレーは、平成16年に設立されたNPOで、地デジ化に伴い町内全域にインターネット環境が整備されたことを契機に、神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)やサテライトオフィス支援事業などを実施しています。
名刺管理サービスの「Sansan」が2010年にサテライトオフィスを設置したのを皮切りに、IT関連やデザイン関連企業などが次々にサテライトオフィスを設置しているそうです。
https://www.in-kamiyama.jp/monthy-work/
ITベンチャーや若者・移住者が増えたことで、宿泊施設の整備や地域の交流イベントの開催など地域課題の解決にも良い影響を与えており、この春には民間企業が中心になって起業のための学校「神山まるごと高専」も設立され、消滅可能性地域から一転、全国から注目される田舎町になっています。
工場跡地や空き店舗、空き家を上手に活用しているのも素敵だなと。
群馬県でも移住促進やワーケーションの推進に取り組んでおり、引き合いも多いのですが、その先の地方再生につながるようなヒントをたくさんいただきました。
帰りは台風の影響で飛行機が飛ばず、急遽新幹線に変更するというアクシデントもありましたが、無事に群馬に帰ってこれて、充実した視察日程となりました^ ^
【リトリート・温泉文化に関する特別委員会の県外調査】2日目
近隣には祖谷温泉を含め5件のホテルがあるものの、以前は大歩危地域と祖谷地域に別れており、連携した取り組みや地域全体の発信が難しかったとのこと。
それが合併により三好市となったことを契機に、5件のホテルで「大歩危・祖谷いってみる会」を設立。現在はタクシー、バス、観光施設、酒蔵など賛助会員30社も加わり、行政とも連携して「大歩危祖谷温泉郷」という名前を売り出したり、ホテルで必要な備品の共同購入に取り組んだりしているそうです。
https://www.oboke-iya.jp/
ホテルや事業者が個で努力するだけでなく、地域でまとまって連携することで地域全体のブランド力を上げることができる。それで集客が増えれば、スタッフの自信にもつながる。将来的な温泉文化の担い手確保にも期待したいですね。
いずれにしても、この祖谷地域は、桃源郷や秘境という言葉のイメージどおりの山奥で、現地に行くまでのハードルをほんの少し感じました。
群馬県内の温泉地や秘境宿は、こちらに比べるとアクセスも良く、短期滞在も長期滞在も過ごしやすいのではないかなと。
地域全体の取り組み強化と、伝統的な景観や歴史、文化、それを支える感性や人の魅力を高めていく重要性など、群馬県にしっかり持ち帰りたいと思います。
【リトリート・温泉文化に関する特別委員会の県外調査】2日目
最初に訪れたのは「桃源郷祖谷の山里」。
山道をひたすら(2時間以上)進んだところにある落合地域は、標高差約390mの急斜面に民家や石垣、畑がはり付くように広がっており、集落全体が重要伝統的建造物保存地区に選定されています。
「桃源郷祖谷の山里」は、集落の中の空き家対策の一環として、8棟の空き家を茅葺古民家として再生し、宿泊施設として活用しているもの。
もともと宿泊滞在者がゼロだったこの地域に、茅葺の宿泊施設を整備したことで、コロナ前には年間2500〜3000人弱の宿泊利用が生まれています。
きっかけとなったのは、東洋文化研究家のアレックスカー氏が、集落の景観や歴史的価値を高く評価し、現存する茅葺き民家を現代に伝えるために築300余年の茅葺の家を宿泊施設として整備したのがはじまりとのこと。
日本の伝統的な景観や歴史、文化を求めたインバウンド需要が多いことから、外国人向けのプロモーションや長期滞在に向けた地域資源の活用に力を入れているそうです。
消滅の危機にある集落や文化財の景観を守ることが、地域経済の活性化や雇用の創出にもつながる良い事例ですね。
https://www.tougenkyo-iya.jp/
【リトリート・温泉文化に関する特別委員会】の県外調査で四国に来ています。
うどんとオリーブが有名な香川県ですが、現在アスパラガスのブランド化にも力を入れており、「さぬきのめざめ」というオリジナル品種の育成や単価の高いホワイトアスパラガスの生産に積極的に取り組んでいるそうです。
お話を伺った「うえむら農園出荷組合」では、環境負荷の少ない減農薬のアスパラを生産する12戸の農家が集まって出荷量の安定的な確保や販路拡大にチャレンジしています。こちらのアスパラは香川県が高品質な野菜を認証する「さぬき讃ベジタブル」も取得しているとのこと。
・「さぬき讃ベジタブル」の認証制度はまだ始まったばかりで、取引価格に反映させるには今後さらなる周知や販路拡大が必要となる
・減農薬の野菜も値段が高いと消費者に購入してもらえない
・無農薬にも取り組んだことがあるが、無農薬では思うように収量があがらなかった
・面積あたりの収量を増やすことで、儲かる農業の実現と若手人材の育成を目指しているが、物価高による影響が大きく、新規参入の障壁になっている。
など、様々な課題について意見交換させていただきました。
「食」は、日常の生活でもリトリート推進の中でも大事なテーマです。生産者の支援からブランド化による付加価値の向上、観光政策との連携までしっかり取り組んでいきたいですね。
うえむら農園出荷組合
http://www.uemura-f.com