【リトリート・温泉文化に関する特別委員会】1日目

【リトリート・温泉文化に関する特別委員会】の県外調査で四国に来ています。

初日は香川県にて、「うえむら農園出荷組合」のホワイトアスパラガスの生産出荷の取り組みや県の農産物ブランド化について調査しました。

うどんとオリーブが有名な香川県ですが、現在アスパラガスのブランド化にも力を入れており、「さぬきのめざめ」というオリジナル品種の育成や単価の高いホワイトアスパラガスの生産に積極的に取り組んでいるそうです。

お話を伺った「うえむら農園出荷組合」では、環境負荷の少ない減農薬のアスパラを生産する12戸の農家が集まって出荷量の安定的な確保や販路拡大にチャレンジしています。こちらのアスパラは香川県が高品質な野菜を認証する「さぬき讃ベジタブル」も取得しているとのこと。

・「さぬき讃ベジタブル」の認証制度はまだ始まったばかりで、取引価格に反映させるには今後さらなる周知や販路拡大が必要となる
・減農薬の野菜も値段が高いと消費者に購入してもらえない
・無農薬にも取り組んだことがあるが、無農薬では思うように収量があがらなかった
・面積あたりの収量を増やすことで、儲かる農業の実現と若手人材の育成を目指しているが、物価高による影響が大きく、新規参入の障壁になっている。
など、様々な課題について意見交換させていただきました。

「食」は、日常の生活でもリトリート推進の中でも大事なテーマです。生産者の支援からブランド化による付加価値の向上、観光政策との連携までしっかり取り組んでいきたいですね。

うえむら農園出荷組合
http://www.uemura-f.com