【令和3年第3回前期定例会】
10月6日の連合審査会の時点では、予算議案に反対する予定でしたが、その後、愛郷ぐんまプロジェクト第3弾の内容が見直され、ワクチン接種の有無に関わらず3,000円の割引+ワクチン接種済者・PCR検査陰性者は2,000円の上乗せ(5,000円の割引)という形に修正が図られました。
会派としても100%満足する結果ではありませんが、経済需要喚起策の必要性とここに至る執行部の努力、ぐんまワクチン手帳を今回の経済対策に限定していること(他の事業に拡大しない)、付帯決議で不公平や差別が生じない配慮など4項目が盛り込まれたことから最終的に賛成することに。
連合審査会の開催や、付帯決議への意見反映など、会派を超えて議会全体で一定の成果を引き出せた濃い内容の議会であったと感じます。
特に私が所属するリベラル群馬の後藤代表の今回の動きには多くを学ばせていただきました。他会派と連日にわたり意見交換を行い、執行部や副知事とも綿密にやりとりし、関係する他団体(議会以外)とも丁寧に根回しをしていました。
「これでは納得できない、県民に説明できない」という会派のメンバーの意見も大事にしてくれて、予算議案に反対する(6日時点)という取りまとめも行ってくれました。
(ちなみに、予算には愛郷ぐんまプロジェクト以外の事業も多数含まれているので、予算に反対するということは他の重要な事業もストップしてしまうというリスクがあります。)
ギリギリまで内容を見直してくれた執行部の皆さんも大変だったはず…。このままでは反対せざるを得ないという私たちの思いも汲んでくれての修正と感謝します。
いずれにしても、これからが大切なので引き続き注視していきたいと思います。
討論の様子はこちらをご覧ください↓↓
群馬県議会インターネット中継-録画配信 (jfit.co.jp)
追記:
会派の中でもワクチン未摂取者への配慮を検討する際に、PCR検査費用を全額公費で負担する、あるいはPCR検査の陰性証明取得者については割引率を上げるといった議論をしていたのですが、仮にPCR検査費用を全額公費で賄ったとしても毎回PCRを受けること自体が未摂取者に対する心理的負担になることやワクチンかPCR検査を受けることが前提の仕組みを作ること(この形が前例になってしまうこと)の不安は残っていました。
今回の愛郷ぐんまの見直しはワクチンもPCRも関係なく、全県民が対象となるというところが大きなポイント。「誰一人取り残さない」という視点で、全県民の声に耳を傾ける、不安に寄り添う、そんな県民幸福度No.1の群馬県を目指していきたいですね。