八戸のホテルもかなり揺れて、夜中に飛び起きました。北海道を震源とする地震で被災された方々にお見舞いを申し上げると共に、一刻も早い復旧を祈っています。
最終日は、八戸市立西白山台小学校にお邪魔しました。八戸市では初の試みである県産材を大規模に使用した建築物で、木の香りが心地よい。五感で木の良さを感じることができ、暖かみのある学校を大切に使っていこうという気持ちも自然に育むことができる、子供たちにとって素晴らしい教育環境となっています。
こちらの学校では使用木材の9割を県産材で調達しており、公共発注の一年以上前から木材確保の準備をしたとのこと。
将来的には学校機能としてだけではなくて(人口減少で子どもが減った場合にも)地域活動の拠点として使用できるように設計されています。
そういえば、以前調査をした長野県川上村の中学校も地元の木材を使用した素晴らしい木造校舎でしたが、講堂などは村民が利用できるような位置付けになっていました!これからの公共建築物に必要な視点ですね。
秋田県の県産材利用促進条例の取り組み(民間住宅に県産材を使用した場合のポイント制度)や、青森県の県産材を利用した家づくりにこだわり「あおもり産木造住宅コンテスト」で最優秀賞を受賞している(株)大山健工の取り組み(人材育成はもちろん、青森県の木材を持って行って全国で素晴らしい木造建築を手がけています)など、各分野の木材利用について群馬県にない視点を学ばせていただきました。
しっかり持ち帰って群馬県の県産材利用促進条例の制定に活かします!
(株)大山建工さん