『温泉文化』勉強会

群馬県から全国に広がっている『温泉文化』をユネスコ無形文化遺産に登録しようとする取り組み。

今日は高崎商科大学の熊倉教授(富岡製糸場、上野三碑でもお馴染みです!)による勉強会が開催されました。

『温泉文化』ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会は現在34道県まで拡大。国会議員の議連も立ち上がって、2024年の国内候補選定、2026年の登録に向けて動きが急加速しています。

日本のならではの温泉という文化を次世代に繋いでいこうという取り組みにはもちろん賛同しますが、それと観光政策や地域政策はまた別の切り口じゃないかな、と思いつつ、自分たちの文化を再確認して世界中の人たちに良さを知ってもらうには、世界のあらゆる文化を知って多様性を理解する必要もあるんじゃないかな、と思ったり。

というわけで、今年は世界遺産検定2級にチャレンジします!(一気にテキストが分厚くなったw)

【リトリート・温泉文化に関する特別委員会】

【リトリート・温泉文化に関する特別委員会】

今年度はリトリート・温泉文化に関する特別委員会に所属しています。
今日の委員会では県が取り組んでいるリトリート3泊旅モデルプランの造成や赤城公園の整備、ワーケーション推進プロジェクトなどについて各委員から活発な議論が交わされました。赤城公園の活性化については昨年作成した基本構想に基づき、今年度はキャンプエリアの基本設計と実施設計を行う予定。順調にいけば、今年度中に工事を発注し、来年度中にキャンプエリアの整備が完了する見込みですが、エリア内の厚生団地には企業の保養施設なども残っているので、こちらの撤去についても丁寧に話をしながらかつスムーズに進めていただくよう要望しました。
ビジターセンターに替わるランドステーションも今年度実施設計が完了すれば、来年度以降整備に入る予定です。(現状のビジターセンターは新しい施設が完成した後に取り壊し。)
赤城山の自然環境の素晴らしさはまさにリトリートに持ってこい。自然と共存する滞在の在り方をしっかり見出していきたいですね。また、リトリートを考える上で「食」も大事な要素になります。群馬県の食を支える農家の現状について、新規就農者の定着率や高齢離農者の資材(ハウスや農地)を承継するマッチングの仕組みについても提案させていただきました。

県が令和3年から取り組んでいるECサイトによる県産農畜産物の販売促進・PRについては、ポケットマルシェのサイトを活用し、生産者支援とPRを行っています。
サイトに登録している生産者は、県が介入する前には70件ほどでしたが、現在は130件に増加しているとのこと。売り上げについても令和3年度は1000万円程度だったものが令和4年度には3650万円に伸びているとのこと。
今後は群馬の特集ページにオーガニック(有機栽培)のコーナーを設けるなど、県の施策を効果的に発信できるよう要望させていただきました。
お取り寄せで群馬の美味しい農畜産物を味わってもらって、気に入ったら実際に群馬に来てもらって手に取ってもらう、そんな循環が広がるといいですね!

ぜひポケットマルシェで群馬の美味しい魅力をのぞいてみてください♪新鮮な野菜はもちろん、完熟梅とか蒟蒻スイーツも気になります^ ^
▼ぐんま✖️ポケットマルシェ特集ページ
https://poke-m.com/lp/gov-gunma

【健康福祉常任委員会2日目】

常任委員会2日目は健康福祉部と病院局の審査。

こちらも医療、介護高齢、感染症・がん疾病、健康長寿社会づくり、障害政策、薬務、国保、食品・生活衛生、保健福祉事務所、衛生環境研究所、心身障害者福祉センター、発達障害者支援センター、しろがね学園、こころの健康センター、食品安全検査センター、食肉衛生検査所、動物愛護センター、そして県立4病院と所管が多岐にわたる委員会です。

私からは、がん検診の現状と受診率向上に向けた取組み、思いやり駐車場の普及状況、強度行動障害児者支援、小児医療センターの売店の充実について、きょうだい支援やチャイルドライフスペシャリストの取組みについて、県立病院におけるマイナ保険証の利用状況について伺いました。

がん検診の受診率については、群馬県は全国平均よりは高いものの、コロナ禍の受診控えや国の受診目標が60%に引き上げられたことを受けて更なる取り組みを要望させていただきました。ショッピングモール検診など反響が大きいものについては回数を増やすなどしてもらえるといいですよね!

思いやり駐車場については、利用証の配布が11万9000万枚、協力駐車場は867施設2300台に広がっているとのこと。近年ではスロープ型の福祉車両が普及していることもあり、今後はHPなどにスロープ型の車両には縦の長さも必要なこと(柵などがあるとスロープが下せないこと)などを記載してもらうように要望しました。

強度行動障害児者の支援については、事業者向けのコンサルや施設改修、職員向けの研修(特にチームのリーダ―となる人材の育成)に引き続き取り組んでいただけるとのことですが、入所待機者の調査についても定期的に実施して、待機者の実態把握を図ってもらうことを要望させていただきました。

小児医療センターの売店については、現在、車いすやバギーも入れるようにスペースを広くする工事を発注しています。12月くらいには完成する予定で、食品等売店の品数も今より増える見込み。
ただし、飲食店の営業許可等の関係で売店で暖かい食べ物を販売することはできないとのこと。
(暖かい食事を望む声があるので残念ですが、ここはfufufusoupさんに頑張ってもらいましょう♡)

きょうだい支援やシャイルドライフスペシャリストについては、今後のマスタープランの策定の中で検討してもらうことになりました。

話題のマイナ保険証については、県立病院では令和3年10月以降マイナ保険証を利用できる環境が整っていますが、現状で利用している方は200人ほどだそうです。
4病院の患者数が入院・外来合わせて43万人いることを考えると本当にごく一部ということで、まだまだ一般化していない様子がわかります。来年度から保険証を全てマイナンバーカードに切り替えるのはやはり早急な感じがしますね。

明日は議案調査日。
明後日の特別委員会に向けて準備します!

【健康福祉常任委員会1日目】

今日の県議会は常任委員会、生活子ども部関係の審査でした。
(今年は健康福祉常任委員会に所属しています^^)

生活子ども部は、少子化対策、人権同和施策の推進、男女共同参画の推進、県の広聴・広報、NPO・県民活動推進、消費者支援・防犯、私学振興、子育て支援、保育関係、児童虐待対策、母子保健対策、ひとり親家庭支援、青少年健全育成など、生活や子育てに関して広く所管しています。

今日は児童虐待対策と人権同和施策に絞って質問。

児童虐待については昨年度の相談件数は1977件と過去2番目の多さになっています。
https://www.pref.gunma.jp/site/houdou/206818.html

一時保護の状況を伺うと、保護児童数は増加傾向にあり、中央児相(定員36)の定員超過日数は265日、東部児相(定員30、但し現在は20人で運用)の超過日数は10日あったとのこと。

中央児相一時保護所の定員超過が慢性的に生じている状況を改善するために、令和3年度に東部児相に一時保護所を新設したものの、また少しずつ超過日数が増えてきています。

定員を超えて受け入れる場合、1人部屋を2人で使ったりするので子どもたちも落ち着かなくなってしまうし、職員にとっても対応するケースが増えて負担が増えることに。

東部の一時保護所を定員30人で運用できるように、早期に対応していただくよう要望しました。

また専門職(福祉職)の確保状況と育成についても確認。ここ数年一気に職員を増やしてきたので、経験が浅い職員の皆さんからは、基本的な研修や具体的な対応方法を知る機会が欲しいという声が多かったそうです。
そこで、児相の職員の皆さんが自分たちでカリキュラムをつくり、今年度から実践的な研修をスタートしたとのこと。県の児童福祉を支える人材の育成に期待したいですね。

人権同和施策については、県が実施している人権問題に関する県民意識調査によると、同和問題の認知度が前回調査から16ポイントも下がっていて、54.8%になっており、内閣府の全国調査の結果(知っている87.6%)ともかなり数字が離れているので、この結果に対する認識と今後の取り組みについて伺いました。
答弁では、国の調査とは質問の項目も違うので一概に比較はできないが、県の前回調査と比べても確かに下がり幅が大きい。特に若年層で低い傾向がある。今後もしっかり周知啓発に取り組んでいきたいとのこと。
群馬県の調査項目を見ると「県内に同和地区と呼ばれている地区があることを知っていますか?」という聞き方なので、これは「知らない」と答える割合が年々増えていくのも当然だと思います。調査の際の設問の見直しも要望させて頂きました。

明日は健康福祉部と病院局の審査です!

【味方になりきるコミュニケーション講座】

【味方になりきるコミュニケーション講座】

昨年引き続き、高崎市内の中学校で【味方になりきるコミュニケーション講座】を実施させていただきました!

久しぶりの講師は緊張しましたが、生徒たちと手のワークやグループワークをしながら、思い通りにならない時の気持ちや元気がない友達にどんな声をかけたらいいのかを一緒に考えて、一人ひとり考え方や感じ方が違うんだということや味方メッセージをみんなで共有できたと思います。

この中学校では3年前から1年生を対象に【味方になりきるコミュニケーション講座】を実施しています。
「中1の壁」と言われるように環境が変わって不安になったり過度に頑張りがちな時期なので、中1でOKメッセージやアイ・メッセージを学んでもらうのはとても良いですよね!

子どもも大人も知っておきたい味方になりきるコミュニケーション。講師としてはまだ駆け出しですが、さらに広めていけるように頑張ります^ ^

校長先生と講師陣の皆さんと記念撮影。
来年も楽しみにしてます♪

▼授業の様子
http://swa.city.takasaki.gunma.jp/sano_chu/

日本ゲートキーパー協会では無料のオンライン講座も実施しているので、興味のある方はぜひご参加を!
http://gkaj.org/2023/04/06/今年度も10日と20日はゲートキーパーの日