【健康福祉常任委員会1日目】

今日の県議会は常任委員会、生活子ども部関係の審査でした。
(今年は健康福祉常任委員会に所属しています^^)

生活子ども部は、少子化対策、人権同和施策の推進、男女共同参画の推進、県の広聴・広報、NPO・県民活動推進、消費者支援・防犯、私学振興、子育て支援、保育関係、児童虐待対策、母子保健対策、ひとり親家庭支援、青少年健全育成など、生活や子育てに関して広く所管しています。

今日は児童虐待対策と人権同和施策に絞って質問。

児童虐待については昨年度の相談件数は1977件と過去2番目の多さになっています。
https://www.pref.gunma.jp/site/houdou/206818.html

一時保護の状況を伺うと、保護児童数は増加傾向にあり、中央児相(定員36)の定員超過日数は265日、東部児相(定員30、但し現在は20人で運用)の超過日数は10日あったとのこと。

中央児相一時保護所の定員超過が慢性的に生じている状況を改善するために、令和3年度に東部児相に一時保護所を新設したものの、また少しずつ超過日数が増えてきています。

定員を超えて受け入れる場合、1人部屋を2人で使ったりするので子どもたちも落ち着かなくなってしまうし、職員にとっても対応するケースが増えて負担が増えることに。

東部の一時保護所を定員30人で運用できるように、早期に対応していただくよう要望しました。

また専門職(福祉職)の確保状況と育成についても確認。ここ数年一気に職員を増やしてきたので、経験が浅い職員の皆さんからは、基本的な研修や具体的な対応方法を知る機会が欲しいという声が多かったそうです。
そこで、児相の職員の皆さんが自分たちでカリキュラムをつくり、今年度から実践的な研修をスタートしたとのこと。県の児童福祉を支える人材の育成に期待したいですね。

人権同和施策については、県が実施している人権問題に関する県民意識調査によると、同和問題の認知度が前回調査から16ポイントも下がっていて、54.8%になっており、内閣府の全国調査の結果(知っている87.6%)ともかなり数字が離れているので、この結果に対する認識と今後の取り組みについて伺いました。
答弁では、国の調査とは質問の項目も違うので一概に比較はできないが、県の前回調査と比べても確かに下がり幅が大きい。特に若年層で低い傾向がある。今後もしっかり周知啓発に取り組んでいきたいとのこと。
群馬県の調査項目を見ると「県内に同和地区と呼ばれている地区があることを知っていますか?」という聞き方なので、これは「知らない」と答える割合が年々増えていくのも当然だと思います。調査の際の設問の見直しも要望させて頂きました。

明日は健康福祉部と病院局の審査です!