新しい名刺

障がいのある方の文化芸術活動に取り組んでいる【NPO法人麦わら屋】さんにご協力いただき、作家さんのアート作品が素敵な名刺になりました♪
(どれも素敵な作品ばかりなので選ぶのにめちゃくちゃ迷いました!)

以前『麦わら屋の作家たちてん』にお邪魔した際に、理事長の小野さんから、芸術活動は障がいを持った方にとって重要な社会活動の一つで、日頃の創作活動を続けることで作家さんたちの実力はメキメキ上がっていること、一方でまだまだ障がい者アートの知名度が低く、発表する場が少ないので、まずは多くの人にアートとして見てもらう機会 を増やしたいというお話を聞かせていただきました。
障がい者アートは新しい分野で、福祉的な目線ではなく、芸術活動としての広がりが重要ですが、発表の機会が少ないことや評価・収入につながる仕組みができていないことなどの課題があり、事業所の活動を支援する【障害者芸術文化活動支援センター】の設置を望む声を大きいことがわかります。

2018年6月には障がいのある人が文化芸術(音楽、映画、絵など)を鑑賞したり創造したりするための環境整備などを目的とした「障がい者による文化芸術活動の推進に関する法律」(障がい者文化芸術活動推進法)が施行され、国や地方自治体には以下のような具体的な取り組みが求められています。

<具体的な取組み>
・文化芸術の鑑賞・創造の拡大
・作品を発表する機会の増加
・芸術上価値が高い作品の保護や評価
・相談体制の整備や人材育成
・施設のバリアフリー化
・障がい者の文化芸術活動の推進に関する都道府県計画の策定など

そして、事業所の文化芸術活動を支援するための【障害者芸術文化活動支援センター】の設置が全国で進められており、2021年度末の段階で37都道府県に設置されていますが、群馬県ではなんと未設置…。
 

支援センターの設置については、議会の中でもしっかり後押しいていきたいと思いますが、個人的にも何かできることはないかな、と考えて、今回の名刺が誕生しました!
(絵画やグッズを購入するという方法もありますが、もっと多くの人に障害者アートを知ってもらう方法はないかな、と。)

作品利用に関する契約を結び、利用料を支払うという形ですが、名刺以外のオリジナルグッズの作成もウェルカムだそうです。皆さんもぜひ、お気に入りの作品を見つけて作家さんを応援してみませんか?^ ^

麦わら屋さんではアート作品を活用したグッズ販売も行っているので、ホームページも覗いてみてくださいね▼
麦わら屋トップ | 麦わら屋 (bindcloud.jp)

れもんハウスにて。

【We are buddies】の【れもんハウス】にお邪魔しました!

オランダ発祥の子どもと大人のバディプログラム【We are buddies】は、保護者だけが子育てを頑張るのではなく、血縁関係がない子どもと大人がペアになって遊んだり話したりしながら細く長い関係性を築くプログラム。子どもを取り巻く環境には、家庭や学校、習い事、趣味のグループ、地域の集まりや行事、子ども食堂や子どもの居場所、社会教育など様々な形がありますが、【We are buddies】はマンツーマンで2人の人間が対等な関係を築く中でお互いが成長していくことを大切にしているとても興味深い活動です。

2020年に東京で始まり、昨年(2021年)の秋には群馬県での活動がスタート。私も縁あって代表の加藤愛梨さんのお話を伺い、活動の内容や大切にしている想いに共感。前橋市議会議員の入沢まゆこさんを巻き込んで、保護者説明会を開催するなど微力ながら群馬県での活動を支援しています。
(We are buddies)
https://wearebuddies.net
(上毛新聞紹介記事)
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/103162
🔽加藤さんたちと初めてお会いして意気投合(2021.10.1)
🔽保護者向けの群馬説明会を開催(2021.11.7-8)
ここからたくさんのバディズが繋がりました。

そして、そんな【We are buddies】を運営している二人が住んでいるのが、【れもんハウス】というなにやらとっても魅力的な場所らしいということで早速お邪魔してきました。

ビルが立ち並ぶ新宿の街中にひっそりと建っている一軒家。私がお邪魔したときには、バディーズの活動に協力してくれているスタッフさんや大人バディーが集ってお話をしたり、近くの学生さんがやりたいことの打ち合わせにきていたりと、ごちゃまぜだけどそれぞれの存在が尊敬されていて、とても居心地のよい空気感でした。

世代も職種も違ういろんな人が次々と出入りして、一緒にご飯を食べて、悩みを相談したり、好きな話をしたり。話をきくだけでも、ぼーっとしていてもよし。自分らしくいること、誰かと一緒にいることを大切にしている、そんな暖かい場所が【れもんハウス】でした。

ほかにも子どもショートステイ協力家庭にも登録し、子どもの居場所にもなっているそうです。
(れもんハウス)https://aokusa.or.jp

ひだまりのような、自分らしくいられる場所、だたそこにいることが尊重される場所。
そんな拠点が群馬にもできるといいな~。
🔽れもんハウスにて(2022.4.15)

藤岡の【フルッティロッシ】さんで最先端の農業を視察!!

昨年から苺の栽培にチャレンジしている藤岡の【フルッティロッシ】さんにお邪魔しました!

ハウス内には最新のIOT技術が導入されていて、科学的なデータに基づいた環境制御型の栽培が行われていました。

ハウス内の温度や湿度、 炭酸ガス濃度、照度等を数値で把握して、炭酸ガス濃度や温度を自動で管理する仕組みで、しかも機械を動かすエネルギーにクリーンエネルギーLPガスを使用することで重油と比較して約15%の温室効果ガスを削減できるそうです。
(地球に優しいのはもちろんですが、今後一般化していけば重油の高騰対策にもなりそうですね。)

この数値データはスマホでも管理できるので、自宅にいても旅行先にいてもハウス内の状況がわかるとのこと。

また、紫外線を照射してイチゴの免疫機能を活性化させ、うどん粉病などの発生を抑制するシステムも導入。農薬を散布しなくてもよいので人にも優しい栽培方法となっています。

その他にも天敵農法を取り入れたり、灌水・養液栽培システムでは廃液の測定も行うなど、人と地球に優しく、科学的なデータに基づいた農業が実践されていました。

説明してくれた柴山さんは「農業1年目で、ベテランの皆さんのように経験や勘に頼れないからこそ、データに基づいて原因と結果を一つずつ確認しながら栽培に取り組んでいる」と話していましたが、新規就農とは思えないくらい知識も豊富で、最先端のスマート農業とはいいつつも、一株一株の苺と真剣に向き合って葉っぱの数を調整したり摘果したり、時間をかけて大切にイチゴを育てていて、イチゴに対する情熱が半端ない!!
今後の活躍に大大大期待ですね(^^)

【フルッティロッシ】さんは、この最先端のスマート農業を誰にでもオープンにしているので、興味のある方は是非連絡してみてください。
群馬県産のいちごを産直・直販 フルッティロッシ | Frutti Rossi 公式サイト

群馬の農業をみんなで盛り上げていきましょう♪

【ヘラルボニーバディウィーク】

3/21から4/2は【ヘラルボニーバディウィーク】

福祉×アートで新しい価値を提案している株式会社ヘラルボニーさん(https://www.heralbony.jp/

渋谷モディのポップアップストアでは素敵なアートプロダクトの販売や展示のほか、世界ダウン症の日(3/21)と世界自閉症啓発デー(4/2)の連動企画としてこれまた素敵なフォトブースが設置されていました^ ^

▼HERALBONY BUDDY WEEK 2022▼
https://heralbony.com/pages/buddyweek2022

クラウドファンディングのリターンのクッションが届くのも楽しみです♪

【インクルーシブ群馬フォーラム】

特定非営利活動法人DPI(障害者インターナショナル)日本会議主催のインクルーシブフォーラムが高崎市内で開催され、私も参加してきました^ ^

DPIの崔さんに会うたびに「群馬でイベントやりましょう!」としつこく絡み続け(笑)実現したフォーラム。DPIの皆さん、ありがとうございました!

第 1 部 のバリアフリー映画「インディペンデント リビング」の上映では、聴覚や視覚に障害のある人でも障害のない人と同様に映画を楽しめるように、バリアフリー字幕(セリフ部分だけでなく、泣く・笑うなどの感情を表す音、靴音などの人が立てる音、雨や風の音などの背景や、BGM があることも字幕で表示されます)や音声ガイド(その場面の説明や、登場人物の動作や表情などセリフは表しきれないものを解説する音声)を付けて映画が上映されました。

私も音声ガイドを体験させていただき、目をつぶって映像をイメージしながら楽しませていただきました。

年間に公開される映画は約1200本と言われていますが、そのうちバリアフリー対応のものはわずか100本ほどしかないそうです。

障害者差別解消法の改正では民間事業者にも合理的配慮の提供(障害のある人が、障害のない人と同じように活動できるようにするための支援や環境整備)が義務化されますが、映画の事例をひとつとっても、受付や売店の配慮、座席の配慮、バリアフリー字幕や音声ガイドの有無など課題が多いことがわかります。

最近はインターネットで座席予約をするのが当たり前になっているけれど、テキスト読み上げ機能に対応していないので視覚障害者にとっては利用しにくくなっています。

法改正を受けて、社会全体で合理的配慮について考えていく必要がありますね!

そして、映画の内容も目から鱗でして、、。
重度の障害があっても地域で自立して生活できるように必要なサービスを提供する【自立生活センター】を舞台にしたドキュメンタリーですが、自立の本当の意味や障害者支援とは何かを改めて考えるきっかけになりました。
「自立」は独りで生きていくことではなく、信頼できる誰かと支えあいながら、自分の人生を選択していくこと。
自立生活には様々なリスクや責任が伴うこともあるけれど、それでも自分の人生を自由に生きたいという障害当事者の懸命な姿やそれに関わる家族や介助者の葛藤や変化といったリアルな人間模様は、障害の有無に関わらず「生きる力」がいっぱい詰まった映画でした。

この自立生活センターは全国に121ヶ所(2019年時点)あるそうですが、なんと群馬県内には1ヶ所しかないとのこと。家族による介助と事業所の利用だけではなく、障害当事者が地域で自立した生活をおくるという視点を群馬でも広げていきたいですね。
▼インデペンデントリビング公式サイト▼
https://bunbunfilms.com/filmil/
▼自立生活夢宙センター▼
https://www.npo-muchu.com/

後半のパネルディスカッションでは、パネリストの木暮奈央さん(ココフリ群馬)、石川京子さん(笑って子育てロリポップ)のそれぞれの活動を伺いながら、文化芸術を楽しむための合理的配慮についてみんやで考えました。

やはり大きいのはトイレ問題。地域のお祭りやイベントなど車椅子が利用できるトイレがあるかどうか、ユニバーサルシートがあるかどうかで、参加意識が全く違うそうです。
公共施設や観光地、地域のイベントのバリアフリー情報やトイレ情報がもっとわかりやすく共有できる仕組みが必要ですね。
あとは健常者の意識の問題。合理的配慮について知らない人、関心のない人がまだまだ多いので、周知啓発はどんどんやっていかないと!
というわけで、さっそく次回の開催も崔さんにお願いさせていただきました^ ^
(またしつこく頼み続けますw)

▼ココフリぐんま▼
http://www.gunmamagic.sakura.ne.jp/kokofurigunma/
▼笑って子育てロリポップ▼
https://lollipop-club.com/