小川あきら です。
視察2日目は、宮城県周辺の被災状況を調査してきました。
東北地方整備局⇒ 南三陸町⇒ 石巻⇒ 仙台空港 と強行日程。
被災地を訪れるたびに思うのですが、それぞれの地域で、
被災の状況も、対応も、復興への取り組みも様々なので、
たくさんの地域でお話を聞かせて頂けることは本当に勉強になります。
この写真のちょうど真ん中の奥のほうに、赤い鉄骨だけが残っている建物は、
南三陸町の役場後になります。
津波に襲われるまで、女性職員が防災無線放送で住民に避難を呼びかけた場所です。
自らの命を犠牲に、多くの住民を救ったその勇気ある行動と誇りに、胸が熱くなります。
尊い命があって、多くの人が救われた事を胸に刻んで、
この小川あきら先生の文章を読んで思い出すのは、30年近く前のメキシコ地震の時の女性アナウンサーです。テレビで見たのですが、日本のNHKのように、男性アナウンサーの隣でニュースを紹介していたところ、スタジオが揺れだし、女性アナウンサーは、落ち着いて行動してください、と言っていましたが、揺れが激しいので、あれっという顔をして上をみあげたところで、放送が中止になった映像です。天井が落ちてきてテレビ局の人は下敷きになったのです。私はこれを見て当時なんの評論もできなかったし、今でも言うべき言葉が見つかりません。