県外視察3日目は、山形県産業技術振興機構を視察。
同機構では、産学官連携有機エレクトロニクス事業を推進しています。
具体的には、民間企業・山形大学・県・市が力を合わせ、
山形の地で芽が出た新しい有機EL事業を山形県の将来の産業の核にしようと
研究開発しています。
前身となる有機エレクトロニクス研究所に対しては、
7年間で45億円の予算を、県単で補助してきたということですので、
本当に山形県の威信をかけてこの事業に臨んでいるという心意気が、
十分に伝わってきました。
この機構で研究しているのは有機EL照明パネル。
同パネルの特徴は、点発光のLEDと違って、面で発光するため、
照明の光が均一に広がるところにあります。
さらに、パネル状なので、照明機器を軽量化、薄型化しやすく、
有害物質の水銀なども使わず、環境負荷が少ないというメリットも。
群馬県とは、桁違いの投資をしておりますので、
ぜひこの有機EL事業を成功させてもらいたいものです!
そして、群馬県も次世代産業の確立へ向けて、
県内のものづくり産業への強力支援にとりくんでまいりたいと思います。
高校時代に、私は化学、特に有機化学には苦しめられましたが、今でもかかわって見たいという気持ちはあります。有機ELディスプレイについては、パソコンの資格試験の問題にも出ます。有機物は腐らないのかな(独り言)。