小川あきら です。
本日は、女性相談センターの移転・新築に関する群馬弁護士会との
意見交換会に参加しました。
県議は、リベラル群馬、新星会、爽風、共産党から8人が参加。
たくさんの意見が出されましたが、その中でも、
「女性会館から現在の男女共同参画センターの中に移転する際にも、
様々な意見が出されたが、その時は、参画センターの中に設置するのが
最善だというのが県の判断だった。
それにもかかわらず、わずか3年足らずで、やっぱり今の場所では不都合だというのは、
あまりにもいい加減はやり方。この3年間はなんだったのか。」
「前回の移転の時にも、関係団体に何の説明もなく、もめた経緯があった。
説明不足については、当時の本会議でも担当部長が謝罪をしたにもかかわらず、
今回また説明も協議もないというのは、またか、という感じだ。」
という意見がとても印象的でした。
私は、女性相談センターが女性会館から男女共同参画センターの中に移転した時の
議会の中のやりとりについては関与していませんでしたが、
やはり、たくさんの団体の支援があるからこそ充実したDV支援ができるのであって、
よりよい支援の体制を整えるには、関係団体との協議は不可欠だと思います。
移転新築工事は進んでいますが、移転したのちにどのような支援体制を想定しているのか、
県議会に対しても、関係団体に対しても十分な説明がなされていません。
移転により予算の削減・職員の削減がなされると、
結果的にDV支援の脆弱化につながってしまうのではないかという心配があります。
完成予定の来年4月までの間に、しっかりと議論を重ねていく必要があります。
私は以前、県の福祉事務所というところに勤めたことがあります。大分古い話なので、そういう頭の私が、今の女性相談センターの問題について言及すると、的はずれになってしまうと感じていますけれども、思いついたことを書いてみます。
センターが前橋市郊外に移転することは、街中に住む人にとっては、不便かもしれないですけれど、センターが県全体の女性のための施設だと考えれば、野中町にあることは、建物を探しやすくなります。地域の問題は、地域でなるべく解決するという立場に立てば、DVに悩む人を助けるのは、民生委員、市や役場の福祉課、県には保健福祉事務所があります。今は、地域社会が壊れており、地域福祉の中心的存在であった民生委員の数が減少し、昔と違って問題が解決しにくくなっているため、比較的最近、女性相談センターのような施設ができたとも考えられます。
全くの推定ですが、地域再生に向けて、県は女性相談センターを最終的に離婚などの専門的法手続きの場として全県的組織に改編するつもりではないでしょうか。