【健康福祉常任委員会1日目】生活こども部関係の審査

【健康福祉常任委員会1日目】

今日は生活こども部関係の審査でした。

付託議案(補正予算案)で上程されているヤングケアラー普及啓発事業(265万円)は、当事者や支援者などに相談窓口の存在や必要な情報が届くように、民間からアイデアを募集して啓発を行うというものです。
ワンストップ相談窓口の設置に伴い行政や学校などに周知を行ったものの、当事者からの相談件数が6月は2件、7月8件、8月1件とまだまだ少ないことから、さらなる周知を行いたいとのこと。
YouTubeなどのインターネットを通じた啓発やわかりやすいポスターを作成するなど色々な方法があると思いますが(どんな企画が集まるか注目したいですね!)、個人的にはやはり身近な声掛けが一番効果的だと思うので、アナログな取り組みも大切にしてもらいたいです。

その他、性暴力被害者支援の現状やデートDV防止啓発講座の実施状況などについても伺いました。

【性暴力被害者支援サポートセンターSaveぐんま】に寄せられている相談件数は、ここ数年増加傾向にあり、昨年は991件となっています。
(先日センターでお話を伺った際には、今年の予想値は1200件位になるとのことでした。)
そのうち、男性の相談は1割程度、子供の相談は2割から3割程度となっています。
・現在4人の職員で対応しているが、相談件数の増加に伴い、職員一人当たりの負担も大きくなってきているので、人員を増やす必要があるのではないか。
・Saveぐんまはもともと成人女性の被害を想定して支援が始まっているが、男性被害者は産婦人科には相談がしにくいのではないか。泌尿器科や肛門科などとの連携はどのようになっているか。
・小児科との連携はどのようになっているのか。
・トラウマケアにはどのように取り組んでいるか。カウンセリングの公費負担が3回までは少ないのでは?
・医療的なスーパーバイズ(SV)が必要ではないか。
・性犯罪予防も重要だと思うがどのような取り組みを行っているのか。
など質疑させたいただきました。

Saveぐんまで作成している予防コンテンツはとても良い動画なので、子どもから大人まで多くの人に見てもらいたいですね!
https://youtu.be/pLkTF2cEtSI

デートDV防止啓発講座の実施状況については、令和3年度、令和4年度が7校、今年度は現在までに4校で実施されています。
(今後は2校1団体が予定されているそうです。)
性教育や関係性などを含めた内容の講座になっていて、子供から大人まで多くの人に有益な情報が学べるので、なるべく多くの学校で実施してもらいたいところ。
費用はかからないので、学校や企業の皆さんからのご応募お待ちしております。

明日は健康福祉部関係の審査です。