リベラル群馬・会派視察(新潟編①)

リベラル群馬・会派視察(新潟編①)

新潟県は今年日本一暑いと言われている新潟市秋葉区にて、「おらって」にいがた市民エネルギー協議会の白井さんが行っている無煙炭化器を利用した炭焼きと、炭による炭素の地下貯蔵(CO2削減)や資源循環型農業の取り組みについて調査しました。白井さんが使用している無煙炭化器は高効率で炭を生成できるもので、実際に私たちが作業した30分くらいであっという間に炭が完成!新潟県ではこの無煙炭化器の活用が広がっているそうで、江南区や南区、一部のJAでは購入補助や貸し出しなども実施しているとのこと。もともとこの地域は果樹生産が盛んな地域である一方、近年は剪定枝の野焼きによる煙害の対応が課題になっていたことから、江南区の職員の方が煙が少なく低コストな無煙炭化器に着目し、モデル事業として農家に貸し出しを始めたところ、有効性が確認されて、4年間で200台以上普及しているそうです。

煙が出ないだけでなく、炭化器の使用は火災予防にも有効であること、また土壌改良材としても使用できるし、炭に微生物をすまわせることで根っこが元気になって作物の収量もアップすること、さらには活用温室効果ガスの削減にもつながり、良いこと尽くめですね!

調べてみると、新潟県のほかにも、山梨県、福岡県北九州市、福島県福島市、鹿児島県大崎町などでも無煙炭化器の貸し出しや補助事業を実施しており、SDGsや肥料高騰対策など様々な観点から注目を集めていることがわかります。

群馬県でもまずはモデル事業が実施できれば良いなと^ ^

それにしても、日本一暑い場所で火を燃やすという貴重な経験。一瞬で汗だくになりました。

ご対応いただいた白井さん、ありがとうございました!