議会運営委員会の県外調査①

議会運営委員会の県外調査で、九州に来ています。

1日目は熊本議会にお邪魔し、ICTの活用をはじめとした議会改革の取り組みについて伺いました。

熊本市では2016年の熊本地震の際に、議会への情報提供が課題になったことをうけ、(被害確認や対策会議のため毎日数十枚か〜100枚以上の資料を用意し、関係機関に届けるというのは緊急時には大変な作業だったそうです)、スムーズな情報提供やペーパーレス化、事務の効率化を図るため、2018年からタブレットを導入。ペーパーレスの効果としては、年間600万円以上の経費削減につながっているとのこと。

当初はタブレットとサイドブックスを資料共有・閲覧をメインに活用していたものの、より効率的に情報提供をするため、2021年からはラインワークスも併用しています。
ラインワークスの導入により、議会で貸与されるタブレットだけでなく、自宅のPCやスマホからも議会資料にアクセスできるほか、トークやビデオ通話の機能を使って円滑な委員会運営が期待できるとのこと。
(今まではメールを送っても読んでもらえたかどうかはわからなかったのが、ラインワークスでは既読の有無まで確認できるので、情報が伝わっているかが一目でわかるようになります。)

ちなみに、熊本市議会では紙資料も各会派の希望によって必要部数用意しているそうで、サイドブックス、ラインワークス、紙資料と、対応する議会局はちょっと大変そう…。
(群馬県議会はタブレット+サイドブックスの活用で、紙資料も来年度から全て廃止される予定です。)

その他、ビデオ通話を活用したオンライン委員会の開催、YouTubeを活用した委員会中継、議会顧問弁護士の導入など、様々な議会改革の取り組みについて伺いました。

委員会のインターネット中継は群馬でも是非取り入れたいですね!

今日は福岡県議会で、ハラスメント根絶条例などについて調査します^ ^