小川あきら です。
昨日、県議会ケータイ議連の研修が行われました。
5月議会で議決された青少年健全育成条例の改正に伴い、
この9月議会では、400万円の予算がつけられました。
今後、子供たちの携帯にフィルタリング機能を設定することを周知徹底するための
様々な取り組みが予定されています。
しかし、最近のスマートフォンの登場により、
スマホには、携帯事業者のフィルタリングだけでは対応できないなど、
新たな問題も生じてきています。
ネット環境から子供たちを守るには、行政や教育機関、家庭、地域が
一体となって取り組まなければなりません。
なお、講義をしてくださった青少年メディア研究協会の方のお話によると、
子どもの携帯依存は、以下のように進んでいくとのこと。
①いつでも連絡ができるので、約束をしなくなる。計画的な行動をとらなくなる。
(生活習慣の変化)
②すぐに連絡がとれないと不安になる。ネット上の言葉に傷つく。(情報過多)
③自己表現方法がネットに偏る。ネットの情報を信じやすくなる。
考えることが面倒になる。(ネット依存)
④知らない人に自分から会いに行く。掲示板などでストレスを発散させる。
画面上の言葉に血が上る。現実社会に適応できなくなる。(犯罪に巻き込まれる)
対人関係を築く能力は、やはり人と人とのコミュニケーションでしか
身に着けられないと思います。
携帯電話・ゲーム・ネット環境が100%悪いとは思いませんが、
外で子供同士で元気に遊ぶ、そういった経験の方が現代においては貴重かもしれません。