【子育て・障がい者に関する特別委員会・県外調査④】

【子育て・障がい者に関する特別委員会・県外調査④】

最終日は、佐賀県がJAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携して昨年から実施している【JAXAGA SCHOOL】の取り組みについて調査しました。

【JAXAGA SCHOOL】は、宇宙や地球、佐賀を題材とした宇宙教育を通じて子どもたちの想像力、思考力、判断力、表現力を育み、未知へチャレンジする心を育成することを目的としたプロジェクト。
小中学生は8か月・全8回のカリキュラムでJAXAの講師による座学や科学実験・工作、フィールドワークなどを行い、高校生は2年間で超小型人工衛星(キューブサット)のフライトモデルを製作し、実運用に提供できる人工衛星として完成させることを目指した活動を行っているとのこと。

(宇宙教育なので、特に小中学生の部で行っている内容は宇宙少年団(YAC)の活動内容とほぼ同様ですね!)

人数制限があるので、参加できない子どもたちの受け皿はどうなっているのか、スクール卒業後のアフターフォローはどのように考えているのか、佐賀県内の宇宙少年団(YAC)との連携はしていないのか、高校生の部は地元の企業との連携や就職に繋がる仕組みがあると良いのではないか、など活発な質疑が交わされました。

宇宙をテーマにした県立科学館があったこと、現在の知事がJAXAの理事長と知り合いだったこと、宇宙科学館の館長さんが元JAXAの職員であったことなど、JAXAGAプロジェクトのきっかけとなる要素が揃っていたこともありますが、子どもたちに本物体験をさせたい(ゆくゆくは佐賀県から宇宙飛行士やノーベル賞受賞者を誕生させたい)というトップの強い思いを感じました。

群馬県でも自分の頭で考え、他人が目指さない領域で動き出し、生き抜く力を持つ人=「始動人」を育成するための教育イノベーションを推進していますが、事業によっては高額の参加費用がかかり、参加のハードルが高いものもあります。
一人ひとりの好奇心や冒険心に火をつけられるように、誰もが学べる環境を目指していきたいですね!

▼JAXAGA SCHOOL
https://www.yumeginga.jp/JAXAGA/
▼佐賀県立宇宙科学館
https://www.yumeginga.jp/