【総合計画特別委員会・県内調査】

委員会審査の参考とするため『太陽誘電株式会社R&Dセンター』にお邪魔し、今後のデジタル社会への対応やSDGsの取組について伺いました。
私の中では「That’s」ブランドのイメージが強い太陽誘電ですが、主力商品である積層セラミックコンデンサをはじめとした様々な電子部品を全世界に供給し、スマホ、パソコン、スマートメーター、AV機器、自動車、医療、環境、エネルギー、情報インフラなど私たちの生活すべてに関係しているグローバル企業です。
経済的価値だけではなく社会的価値も高めていかないと企業として存在できないという考えから、近年ではDXと持続可能性を組み合わせて人に寄り添う事業を積極的に推進しているとのこと。
説明の中で「産業を米に例えると私たちの仕事は水のようなものだ」と登坂社長が仰っていましたが、見えないところで技術は常に進歩していて、産業全体ひいては私たちの暮らしを支えていることにとても感銘をうけました。
ここのところ、DXやスーパーシティという言葉におなか一杯感があったのですが(言葉だけが独り歩きして県民が置いて行かれているような感覚や、手段であるはずのDXやスーパーシティが目的のように見えてしまうことが多かったので)、本当のDXは、私たちの知らないうちに、いつの間にか社会や暮らしが良くなっているものなのだと感じました。
太陽誘電では、脱炭素化に向けた電動(回生)アシストサイクルの開発や、河川水位や交通の監視システム、次世代電子トリアージによる患者・医療スタ負の見える化など、まちづくりや災害対応に役立つ事業を推進しています。
こうした地元の企業との連携は、総合計画の中の柱となっている災害レジリエンスNo.1、医療提供体制の強化、地域経済循環、官民共創コミュニティとも密接にかかわるところ。地球にも人にもやさしい群馬県を目指していきたいですね!
ちなみに、太陽誘電は女性活躍にも力を入れていて、女性活躍推進の認証マーク『えるぼし』の最高位「3つ星」を取得しているほか、『従業員の幸福』の実現に向けた健康経営にも取り組んでおり、健康経営優良法人ホワイト500にも認定されています。
群馬が誇る企業ですね(*^_^*)
■太陽誘電のダイバーシティの取り組み