小川あきら です。
8月15日は終戦の日。
午前中は県の戦没者追悼式。
そして、午後は、前橋市戦没者追悼式からのまえばし市民ミュージカル『灰になった街』の上演。
『灰になった街』は、群馬県前橋市旧桑町を舞台に、前橋空襲のさなかに生きた人々を描いた作品で、戦時下のため、本来したい研究ができない研究者たちや、お国のために、と風船爆弾開発を手伝った女学生たち、オーケストラをつくる夢を持ちながら、特攻隊として飛び立っていった青年など、町の様々な人間模様を描き、戦争の恐ろしさと虚しさを示したミュージカルです。
戦争を知らない若者たちが、戦争や前橋空襲と向き合い、体いっぱいで表現した1時間半。一人一人の生き生きとした情熱のこもった演技に、心が動かされました。
広瀬川沿いには、「比刀根橋記念公園慰霊碑」が設置されており、毎年8月5日には前橋空襲の慰霊祭が行われています。また、住吉町にある愛宕神社に併設された『あたご歴史資料館』には貴重な戦争資料が残されています。
戦争と平和について、しっかりと考え、そして市民のチカラでこの前橋の未来を作っていきたい。