小川あきら です。
佐賀県庁をあとにし、再び福岡県へ。
公立八女総合病院企業団みどりの杜病院にて、がんの緩和ケアについて調査しました。
群馬県でも、来年4月から緩和ケア病棟を開設する予定ですが、
その際参考にさせていただいたのが、このみどりの杜病院。
2011年5月に開院したまだ新しい施設ですが、病院併設型ではなくて、
緩和ケア内科だけの独立型の珍しい施設です。
病床は一般タイプから、グレードの違うものを含めて、全部で30床ありますが、
現状では、20床前後の利用状況となっています。
高級な部屋の利用が少ないことや、30床になるとスタッフの確保が大変であることなど、
群馬県での緩和ケア病棟の整備に関して参考になるお話を色々と聞かせていただきました。
院内は、木目調の落ち着いた雰囲気で、家族室やシアタールームなど、
自宅と近い雰囲気を持ってもらえるような工夫がなされていました。
偶然にも、談話ルームでくつろいでいる患者さんとそのご家族の方々にお会いし、
皆さんの明るく、優しい表情に、ほっとしました。
緩和ケアというのは、まだまだ始まったばかりですが、
今後も全国の素晴らしい取り組みを参考に、群馬県でも活かしていきたいです。