小川あきら です。
今日は、社会基盤づくり特別委員会の県内調査で、
総合的公共交通環境の整備に活かすために、
県内の3私鉄を取り巻く現状について調査しました。
地域鉄道は、地域住民の通学・通勤などの足として重要な役割を担うとともに、
地域の経済活動や観光の基盤となっていますが、
モータリゼーションの進展等に伴い、極めて厳しい経営状況が続いています。
まずは、議会バスで、上州富岡駅へ…。
上州富岡駅は、現在、駅舎の建て替え工事の真っ最中。
世界遺産登録を目指す富岡製糸場周辺のまちづくりと合わせて、
富岡製糸場の最寄り駅としてふさわしい駅舎へと生まれ変わります。
その後、上信電鉄で高崎へ。
上信電鉄株式会社内で、会社の概要や経営方針について説明を受け、
意見交換を行いました。
上信電鉄は、モータリゼーションの進展や、
落石災害、台風災害、脱線事故などにより運休が続いたことが原因で、
乗客が年々減少しているとのこと。
利用客を増やす試みとして、デキ型電気機関車を貸切運行できるサービスなどを
行っています。
現在は、通勤・通学定期の利用者が約7割ということで、
今後は、世界遺産登録を目指す富岡製糸場への鉄道交通として
観光乗客の確保を目指していきたいとのこと。
課題としては、路線の安全対策など抜本的な改善をするには、
数十億円がかかるということで、解決策を模索中ということでした。